【世界一周】Day137🇵🇪ピサック2日目「泥だらけのピサック市内観光」

可愛い犬たちと美味しい朝食

大きな窓から朝日が差し込んで、早起きしました。

美味しいコーヒーが飲みたかったので、敷地内にあるレストランに行ってみると、オーナーの男性と、これまた自由人ぽい女性が楽しそうに談笑していました。

どうやらこの女性が朝食担当らしいです。

サンドイッチとスムージーを注文しました。

僕たちの注文を受けてからもすぐには動かずにオーナーと談笑し、作り始めても会話は止まらず、

片手間でテキトーに作ってる様子が見えたので「自由すぎるし、期待できないな」と話していました。

窓際の席に腰掛けようとすると、先客がいました。

こちらにも。

ここには一体何匹の犬がいるんだ?というくらいたくさんの犬が生活しています。

皆人懐こくて、とても可愛らしいのですが、僕らの一番のお気に入りはこちらの子犬「スキ」です。

お腹を出して楽しそうにじゃれあってくれるのでとても愛おしい存在です。

犬たちに囲まれて、幸せな朝の時間を過ごしていると、自由人の女性が朝食を運んできてくれました。

正直全然期待していなかったのですが、スムージーはちゃんと新鮮な果物を使っているのがわかるし、サンドイッチに至っては、サンドイッチってこんなに美味しく作れるんだと感激するほど美味しかったです。

自由人侮るなかれ

 

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被災した町へ

午前中は、部屋でコーヒーを飲みながら、旅の計画を立てたり、奥さんの家族と電話したりとのんびり過ごしましたが、

午後からはミニマチュピチュと呼ばれるピサック遺跡に行ってみようと思い、外出しました。

遺跡は山の上にあり、宿から向かう途中に、水害に見舞われたピサックの中心地を通る必要があります。

歩行者の通行を禁止している道路もあり、

あちらに行きたいけど、

この先通行止めにつき、

牛の横をそっと通り過ぎて向かいます。

道なき道を進みながらもようやく中心街に到着。

ここで、水害の影響で遺跡は閉鎖していることを知ります。

こればかりは仕方がないので、切り替えて中心地をしばし散策してみることに。

ただ、水害の影響著しく、道路は全て泥浸しだし、多くのお店が浸水などのために閉まってしました。

こんな状況でも、生き生きと道路を掃除する子供たちの姿が印象的でした。

また、ここぞとばかりに駐車場などの空き地で走り回る犬たちが、人に代わって街に賑わいを与えているように見えました。

観光地でもあり、いつもは賑わっている市場も、閑散としていましたが、営業しているお店もあったので、ここで食材を仕入れました。

また、果物屋さんの若い女性店員が、英語を話せる人だったので大助かり。

試食もさせてくれたので安心して、慣れ親しんだ果物に加えて初見の果物も買ってみました。

ステキなカフェ

市場で買い物を終えて、道を歩いていると、一件の可愛らしいお店がありました。

店内も賑わっている様子だったので、引きずり込まれるように入店。

どうやらビーガン系のカフェだったようです。

入口にあったスイーツがとても魅力的。僕らが案内された席も、座布団とちゃぶ台のような高さの席で、日本人的にとてもしっくりくる席でした。

「落ち着くー」

ここでオーダーしたスムージー、ビーガンハンバーガー、レモンタルトは、どれも繊細な作りで、見た目も味も最高でした。

特に、スムージーは最初に出てきたのですが、

ハンバーガーを提供する際に、僕らのグラスの残りが半分くらいになっているのに気づくと、

注ぎ足してくれました。

この心配りは本当に嬉しく、このお店は大のお気に入りになりました。

ATMを求めて

お会計の際、なぜか手持ちのクレジットカードが全て弾かれてしまいました。

現地通貨もほとんど持ってなかったので、店員さんからATMの場所を聞いて、奥さんはお店に残り、僕は1キロほど離れたATMを求めていったん店を出ました。

しかし、言われた通り進んでも、一向にATMは見当たらず、足場も悪く、水害で混沌とした町を一人で歩いていると、なかなか精神的にこたえてきます。

「これも違う。。」 

30分ほど歩き回ってようやく見つけたATMは、水害の影響からなのかボタンを押しても反応がありません。

「見つけたー!!」

警察署があったので、英語が通じない警察官相手に身振り手振りを交えてATMを探している旨を伝えましたが、

結局案内されたのは先ほどと同じ機械。

警官も頼りにならず。。

最終的には諦めて、両替所を探すことにしましたが、水害で休業していることも影響し、これもなかなか見つかりません。

結局1時間ほどかけてようやく発見した両替所で100ソルをゲットできました。

この、ATMを求めて歩き回った1時間のおかげで、ピサックの街の地理にだいぶ詳しくなりました。

三輪タクシーは馬以上の揺れ

換金した現金で支払いを済ませ、宿に帰ることに。

この町では三輪タクシーがメインです。

街の至る所に構えていてクラクションをプッププップ鳴らして客引きをしています。

2キロくらいなので、歩けない距離ではないですが、疲れていたので乗車することに。

どのタクシーも3ソル(100円)で提示してきますが、2ソル(65円)まで値切れることは知っていたので、値切りに応じてくれるドライバーを探してから乗車しました。

この三輪タクシーは、一切衝撃を軽減しない造りになっているのか、ものすごく揺れます。

揺れの度合いからすると

ビニャーレスで体験した乗馬以上

ユニバーサルスタジオのハリーポッターライド以下

という感じです。

対向車もほとんどいない道なので安全なのですが、それでもかなりスリリングな乗車でした。

攻めの走り

安いけどもう2度と乗りたいない乗り物です。

エルネスト

宿に帰ってからはこの日買ってきた食材を用いて夕飯作り。

シンプルだけど満足な食事の完成。

食事のお供に、エルネストという映画を観ました。

日本とキューバの共同制作で、時代背景は1960年前後。チェゲバラと一緒に戦い、25歳という若さで命を落とした日系ボリビア人のフレディ前村さんという実在した人物の生涯を描いた作品です。

先日訪問したばかりのキューバや、翌日から訪れるボリビア、そして日本が登場する映画ということで大変興味深く楽しめました。

キューバはこの時代で描かれている60年前から、街並みがほぼ変わっていませんでした。

当時の激動の中南米の様子を知ることができて、勉強になりました。

キューバの英雄チェゲバラが、ボリビアでは腫れ物扱いされているという噂の背景がなんとなくわかりました。

主人公のフレディ前村を演じたオダギリジョーはかなりハマり役だと思います。

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