悲しい知らせ
早朝、家族のLINEグループで、母親から連絡があり、
実家で飼っていた愛犬モモ(17歳) の死を知りました。
モモは、はじめてのペットで、僕が15歳の時に我が家にやってきました。
産まれたてで、手のひらに乗るほど小さくて、家中を歩き回っていた姿がつい先日のことのように思い出されます。
近年は、老衰から食も細くなり、ぐったりしていることも多くなり、実家に帰るたびに目に見えて衰えていくモモを心配していました。
それでも両親と、もう1匹の愛犬タロの支えもあり、17歳まで生きる事ができました。
亡くなってすぐに駆けつける事ができないのは無念ですが、仏様になったモモに見守ってもらいながら、無事に旅を終えたいと思います。
早朝移動
ラパスの宿を朝5時に出て、Uberで空港に向かいました。
睡眠を3時間ほどしかとっていなかったので、空港について搭乗手続を済ませるなり、ラウンジで爆睡しました。
7時45分のフライトで、ペルーのリマに戻ります。
初めて搭乗したアビアンカ航空は、さすがはスターアライアンスグループという感じで、短いフライトでしたが、エコノミーの座席も広くて、機内エンタメや軽食も充実していたので、のんびり休む事ができました。
この日は、長い一日になるので、ラウンジと機内でゆっくり眠れたのは大きかったです。
奥さんもその予定でしたが、機内では映画に夢中になって、ほとんど眠っていませんでした。
荷物発送
リマに到着して最初に向かったのは、空港内にある郵便局です。
ここで、手荷物から冬服や使わなくなった小物を出して、購入した段ボールに詰めて日本に送りました。
これから先は寒いエリアにはいかないので、重い冬服を持ち歩く必要がなくなったのです。
担当してくれた女性が、とても親切な方で、終始丁寧に笑顔で対応してくれたのがありがたかったです。
4.5キロで、264ソル(8,700円)かかりましたが、これで手荷物がグンと軽くなったし、スペースもできたので、これからの旅が楽になります。
ビジネスクラスの恩恵
この日は、23時45分のフライトで、リマからブラジルのサンパウロへ飛びます。
半日以上時間があるので、空港から一旦出て市街地で時間を潰します。
中身を減らしたとはいえ、「大きなバックパック二つを持って出歩くのは嫌だなぁ」と思っていたところ、
夜に搭乗するラタム航空のビジネスクラス専用カウンターを発見。
夜のフライトは世界周遊航空券で手配したチケットで、ビジネスクラスなので、このカウンターで「荷物を早めに預けさせて欲しい」とお願いすると、当然のように受け付けてくれました。さすがはビジネスクラス。
おかげで、貴重品だけを持って、身軽にリマの街に出かける事が出来ました。
リマのショッピングセンター
空港からUberに乗って、新市街にあるショッピングセンターを目指します。
ここで出会ったドライバーさんが、とても気さくな方で、1時間の乗車を楽しませてもらいました。
娘さんの影響で日本のアニメを観ているらしく、話を切り出すときに「さてさてさて」と言うのがツボでした。
あと、ルームミラーのところにぷにぷにの人形をぶら下げていて、
“渋滞でストレスが溜まったときにはこれをモミモミしてストレス緩和する”というお話を真面目にされた時には、声を出して笑いました。
お昼過ぎに到着したショッピングセンターでは、まずはケンタッキーで軽く昼食を済ませました。
その他にも以下、いくつかやりたいことがありましたが、どれも達成できませんでした。
- スキンケアグッズを買う→欲しい物が売っておらず
- メガネを買う→購入から受け取りまで5日間もかかるとのこと
- iPhoneのバッテリー交換→対応店舗なし
結局、あちこちの店を歩きまわって疲れてしまったので、最後はアイスを食べて休みました。
ステファニーと再会
このショッピングセンターを選んだ理由は、友人の職場から近いためです。
友人というのは、この旅の序盤、地中海クルーズで出会ったペルー人のステファニーです。
クルーズが終わってからもインスタを通して引き続き連絡を取っており、今回僕らがリマに行くことを伝えると、この日の仕事を早く切り上げて一緒に遊んでくれることになりました。
ステファニーは24歳という若さですが、自分のクリニックを持つ歯医者さんです。
この日は、15時にステファニーのクリニックに向かいました。
閑静な住宅街にある、とても綺麗なクリニック。
営業終了後ということで、そこにはステファニーしかいませんでした。
数ヶ月ぶりの再会を喜ぶなり、早速診療室へ向かうステファニーと奥さん。
奥さんは、「歯の矯正後に付けていたリテイナーが変な角度に飛び出して不快だ」
ということを事前にステファニーに相談していたらしく、ステファニーが診てくれることになったのです。
楽しそうに会話をしながら、サクサクっとリテイナーを調整してくれたステファニー。
クルーズ船でグダッたり、卓球を打っていた姿からは想像できないほど、かっこよかったです。
ステファニー宅へ
歯医者での治療後は、ステファニーが自宅に招待してくれました。
両親のフェルナンドとタシアラはメキシコに旅行中でしたが、妹のビアンカちゃんがハグで出迎えてくれました。
とても素敵な自宅で、お金持ち臭がプンプン伝わってきます。
とても優しいマチルダという家政婦さんもいました。
事前にステファニーから「何食べたい?」と聞かれていたので、ネットで見たペルー料理の「ロモサルタード」と答えていました。
すると、なんとマチルダさんが僕たちの帰宅に合わせて、ロモサルタードを準備して待ってくれていたのです。
絶品のロモサルタードとクスコビールで最高の食事をご馳走になりました。
食後はステファニーとビアンカと四人で再びショッピングセンターに戻り、数時間ほどお茶をしてからお別れをしました。
クルーズでのふとした出会いから、こうしてペルーで一緒に遊んで歯の治療までしてもらえるなんで、つくづく人の縁は尊いものだと実感しました。
また会えることを楽しみにしています。
さらばペルー
ショッピングセンターからはUberで再び空港に戻りました。
「リマ市内の夕方はすごい渋滞する」とステファニーから聞いていたので、時間に余裕をもって向かいました。
たしかに恐ろしいほどの交通量でしたが、運転手さんがかなりたくみに渋滞を回避する道を選んでくれたおかげで、1時間ほど(20時過ぎ)で空港に到着できました。
早めに手続を済ませ、ビジネスラウンジでシャワーを浴びたり、ピスコサワーを飲んだり、フライトまでの時間を優雅に過ごしました。
このあと深夜に搭乗したサンパウロ行きの機体は、とても新しくて、ビジネスの座席もマットレス付きの、フルフラットにできるタイプで、超絶快適でした。
おかげで5時間のフライトは爆睡。
奥さんもその予定でしたが、機内では(またもや)映画に夢中になって、ほとんど眠っていませんでした。
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