B級グルメ「サバサンド」
イスタンブールのB級グルメと言えばサバ(鯖)サンド、らしいです。
新市街と旧市街を結ぶ、「ガラタ橋」。
その南側に「エミノニュ」という広場が広がっています。
この辺りがサバサンドのメッカのようで、辺りかしこにサバサンドのお店があり、サバを焼いた良い香りが漂っていました。
早速お一つ注文。
パンに、焼いたサバと野菜をサンドしただけのシンプルなもの
真っ赤なピクルス(きゅうりとキャベツ)もセットでもらえます。
味は、完全に想像した通りのそれです。
サバもパンも好きなので、「普通に美味しい」という感想でしたが、
レモンを振ったり、ピクルスを挟んだりして味を変えて楽しんでいるうちに、だんだんハマってきました。
ピクルスも見た目はパンチ効いてますが、味はいたってシンプル。美味しかったです。
ただ、近くに座っていた現地人たちが、ピクルスのこの赤い液体をゴクゴク飲んでいる様子は衝撃的でした。
僕も真似して一口二口飲みましたが、想像した通りの後味だったのでやめました。
サバサンド以外にも、多くの屋台で賑わっていたので、僕らは焼きトウモロコシも買って食べてみました。
プリプリでなかなか美味しかったです。
お洒落カフェでマキアート
ガラタ橋を北側に渡った先のカフェで小休止。
僕はアイスカフェラテ、なゆちはマキアートを頼みました。
マキアートは、スタバのキャラメルマキアートのようなものを想像していたのですが、エスプレッソサイズでした。
このカフェでは可愛い絵葉書も販売。
早速3枚買って家族宛に書いて、近くの郵便局から郵送しました。
郵便局付近は雑多な感じで、あまり治安がよろしく無さそうでした。
ガラタ塔
ガラタ橋の北側には、有名な「ガラタ塔」があります。
500年代に灯台として建築されて、オスマントルコの全盛期には監獄として使われていたりと
トルコの歴史と共にその役割を変えて聳え立ってきたのです。
館内は観光客で賑わっていました。入館料は1人35リラ(700円)で、外貨もクレジットも不可です。
僕たちは最上階まで上り、そこにあるカフェで絶景を楽しみながら、歴史に思いを馳せてのんびりしました。
こういう最上階のカフェ系はべらぼうに高いイメージがあったのですが、ここのカフェは庶民的な価格設定で、
ソーダ2杯(←ファンタでした)とフライドポテトを食べて22.5リラ(500円)。
Wifiも使えるし、ガラタ塔に行く人にはぜひおすすめしたいです。
偶然の再会
二人で、歴史の主人公気分でガラタ塔のてっぺんから街を見下ろしていると、
「Hi!」
と誰かに話しかけられました。
ふと目をやると、そこには満面の笑みのインド人男女の姿が。
僕は一瞬困惑しましたが、
なゆちはすぐに気が付いたようで
と教えてくれました。
この二人、なんとカッパドキアの洞窟のホテルで、僕らの隣の部屋に宿泊していたカップルでした。
滞在中何度か会話をして顔見知りになっていました。
まさか、同じ日にイスタンブールに来ていて、同じ時間にガラタ塔を観光していたとは。
これにはテンションが上がって記念に写真も一緒に撮りました。
新市街を散策
イスタンブールで地下鉄乗車
ガラタ塔近くの駅まで歩いて向かう途中、
街並みがとても素敵で思わず足を止めて写真を撮りたくなります。
市街地の4Leventという駅まで、メトロに乗車しました。
道行く人はイスタンブールカードというプリペイドカードでピピッとやっていましたが、
カード自体が有料だし、どうせ一回しか乗らないので券売機で切符を購入しました。
パネルの感度が悪くて少々手こずりましたが、無事購入。
プラットフォームも、列車内も綺麗な感じで、安心して乗車できました。
ハイエンドな街の様子
4Leventに到着すると、旧市街とは全く異なる街の様子に目を奪われました。
この日は、この新市街で、以前在籍していた会計事務所のトルコオフィス責任者のKさんと食事。
待ち合わせまで少し時間があったので、目の前にあるショッピングセンターに入りました。
入り口にセキュリティチェックがあって、びっくりしました。
広くて綺麗だし、見慣れたブランドもたくさんあります。
せっかくなのでwatsonsで歯磨き粉を購入。
歯磨きでエチケット対策をして、いざ食事会場へ。
一流のケバブ
Kさんが「イスタンブルで一番美味しい」と絶賛するケバブ屋さん。
新市街の、かなりお洒落な場所に、そのお店はありました。
僕らが到着すると、テラス席に、ビシッとスーツに身を包んだKさんが座っていました。
1週間同じ服を着てボロボロの僕は、なんだか申し訳ない気持ちになり、ニヤニヤしながら席につきました。
出国後初めて会う知り合い。
Kさんの顔を見た途端とても安心しました。
2年半ぶりの再会なので、積もる話もたくさんあり、時間はあっという間でした。
そして、こちらのお店のケバブは
超絶美味しかったです。
昨日食べたDoyDoyもかなり美味しいですが、あちらは「庶民の味」という感じ。
こちらのお店は「一流の味」といったところでしょうか。
感激しました。
あまりの美味しさに勢いづいたなゆちは、付け合わせの大きな唐辛子にまで手を伸ばし、
その辛さに悶絶していました。
この日、食事はKさんが全てご馳走してくれました。
Kさん、本当にありがとうございました。
観光あり、人の出会いに感謝あり、お腹一杯の1日でした。