【世界一周】Day136🇵🇪クスコ~ピサック「水害直後の街」

一番のセビーチェ

この日はMちゃんのペルー滞在最終日。

この旅で一番気に入ったという、クスコ初日に食べたお店で再びセビーチェを食べてMちゃんを送り出します。

晴天のもと、12時のオープンと同時に入店。

絵に描いたような雲

ここのお店は四種のセビーチェがあり、前回内二種を食べたので、今回は残りの二種とデザートをいただきました。

今回食べた2つも、最高に美味しくて、やはりここのセビーチェがクスコで一番だと満場一致で決定しました。

ただしデザートは微妙

窓からアルマス広場を見ると、なにかフェスティバルが行われていて、賑やかなお祭り風景もMちゃんとの最後の食事に彩りを加えました。

お店からの目線

人目線

犬目線

Mちゃんとお別れ

食後、僕らは別の街に向かって出発。Mちゃんはクスコ市内で少し時間を潰してから、夕方の飛行機で日本に帰ります。

店を出たところでお別れ。

物心つくかつかないかの頃に一緒に遊んでいた幼馴染と、大人になって一緒にマチュピチュを訪れることができ、人生は奥ゆかしいなぁと改めて実感できた数日でした。

Mちゃん、ありがとうございました!また合流しよう!

ステキな運転手さん

僕たちは、Mちゃんと別れてから、タクシーに乗って、1時間ほどの距離にある町、ピサックに向かいました。

この時僕らを乗せてくれたのが、前日の夜にクスコの駅から宿まで送り届けてくれた運転手さんです。

連絡先を交換していたので、

ピサックまで行きたいから迎えに来て欲しい旨を伝えると、交渉の末、55ソル(約1600円)で送迎してくれることに。

「今日もよろしくお願いします」

Uberでも60ソル以上するルートなので、割安だし、なによりこの人はちゃんと英語でコミュニケーションが取れるし、運転も安全なので安心感があります。

ピサックまでの道中、彼はインカ文明のことを話して聞かせてくれたり、通り過ぎる町のことを教えてくれたり、絶景スポットでは車を停めて写真を撮らせてくれたりしました。

快晴だし、景色は美しいし、最高の運転手さんに出会えてとても気分の良いピサックまでの道のりでした。

運転手さんと記念撮影

川が氾濫した町

ピサックに着くと、そこは事前に写真等で見ていた景色とは全く異なるものでした。

それは、前日の大雨で、町の中心を流れる川が氾濫し、多くの家が被災していたためです。

氾濫した川 

運転手さんから「ピサックは雨で一部通行止めになっているらしい。」とは聞いていたものの、まさかここまでとは。

道路は閉鎖され、迂回を余儀なくされました。

ぬかるむ道を走りながら窓の外を眺めると、皆家の中から家財を出したり、道の掃除をしていました。

川辺では、泥にまみれた衣類などの洗濯をしている人々も目に入りました。

心を痛めながら車で通り過ぎますが、町人は皆明るく「こっちは閉鎖してるけど、あっちを通れるよ。」とか案内してくれました。

ピサックの宿

僕らが予約していた宿は、川から離れた標高の高い場所にありました。

車が侵入できない場所にあるので、

車を降りて運転手に別れを告げてから、荷物を持って足場の悪い坂道を50メートルほど登ります。

荷物は重いし、傾斜は急だし、足場はぬかるむしで、この登り道は、ワイナピチュ登山よりも身体に堪えました。

「死ぬ。。」

坂道を登り終えると、上半身裸のホストが立っていました。

(うわぁ、裸かよ。。)

見るからに自由人の彼は、アメリカの出身で、かつてバックパッカーとして世界中を旅している途中にこのピサックに魅力され、そのまま移り住み、旅人達のためのゲストハウスをスタートさせたそうです。

彼とその仲間たちが手作りで作ったこのゲストハウスは、正直粗さは目立ちますが、アットホームな雰囲気で、旅人たちが喜ぶような施設がたくさん備えてあります。

ハンモック

カフェ兼憩いの場

ホステルのように皆で寝泊りする部屋もありますが、僕らはバスルームやキッチンを備えた個室に泊まります。

部屋の入り口

穏やかな夜

宿の周りにはトウモロコシ畑以外なにもありません。

敷地内にはゲストのためのレストランもありますが、この日は料理人が水害の影響で出勤できないということだったし、

せっかく部屋にキッチンがあるので、自炊することに。

少し歩いて、最寄りのグローサリーショップに行き、食材を購入しました。

かなりフランクなお店で、野菜などの値段は店主もあまり把握していなかったので、

奥さんが「じゃあこれとこれとこれで1ソルでいい?」と聞きと、「まぁいいよ!」という感じで売ってくれました。

計9ソル(約270円)なり

かなり安く仕入れた食材を、部屋の小さいキッチンで調理し、こんな感じの夕飯ができました。

静かな山の上の小さな部屋で、動物たちの鳴き声をききながら、まるでキャンプをしてるかのような気分で夜を過ごしました。

「こういう時間が一番幸せだね」と確かめ合うことができました。

「幸せだなぁ」

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