マリエン広場
朝、ホテルで荷造りを済ませてから、歩いてマリエン広場に向かいました。
中世の雰囲気漂う大きな素敵な街並みを歩くこと約10分、
目の前にドーンと現れました。
これぞマリエン広場のシンボル、市庁舎です。
市庁舎といえば、ウィーンのものも凄かったですが、こちらはそれよりも存在感があります。
https://nuk-tabi.blog/2019/11/30/day52/
市庁舎って要は市役所ですが、
日本では用が無ければあまり行きませんよね。ここでは市庁舎がまさに街の中心って感じですから面白いです。
このマリエン広場は中世にはここで決闘なども行われていたらしいです。
そして、17世紀にスウェーデンの占領から解放されたときにはそれを記念してここにマリア像が建てられました。
マリエン広場というのはそれにちなんだ名前らしいです。
そして、ミュンヘンのクリスマスマーケットは、マリエン広場がまさにその会場になるのです。
白ソーセージ
マリエン広場のクリスマスマーケットは朝10時にスタートします。
僕らは9時半頃に到着し、ぶらぶら散歩しながら準備の様子を眺めたり、行くお店の目星をつけていました。
10時になり、いよいよオープン。人もどんどん増えていきます。
オープンと同時にむかったのは、ミュンヘン名物の白いソーセージ、ヴァイスヴルスト(Weißwurst)のお店。
この白ソーセージは、鮮度が大切で、傷みやすいため、伝統的に午前中しか提供されないとのこと。
そのため、ミュンヘンっ子は朝ごはんに、この白ソーセージとプレッツェルを食べるらしいのです。
白ソーセージには
・皮を食べない
・甘いマスタードをつけて食べる
という二つの暗黙のルールがあります。
そうと聞いては、それを試さない訳にはいきません。
迷いなく白ソーセージとプレッツェルを注文。
甘いマスタードをつけて、皮からかじり出すようにして食べました。
いわゆるソーセージのパリッとした感じではなく、フワッとした新しい食感。
味は優しくハーブが効いてて美味しい。
プレッツェルもモチモチで塩味があってこれまたハマる感じです。
とても美味しかったので、今度は白ソーセージを挟んだホットドッグも買ってみました。これまたうまい。
10時15分。11時発の高速バスに乗車するため、マリエン広場を後にしました。
15分間だけでしたが、ミュンヘンのクリスマスマーケットを堪能できてよかったです。
ただ、11時には市庁舎のからくり時計が動くので、欲を言えばそれを見たかったし、白ソーセージはあと5本くらい食べたかったです。
世界一美しい街プラハ
ドイツを周遊中のわれわれですが、ミュンヘンからベルリンに行く前に、寄り道してチェコのプラハに数日滞在することにしました。
プラハは、当初こそ予定にありませんでしたが、ヨーロッパで出会った人が口を揃えて「あそこは綺麗だから行ったほうがいい」とアドバイスをくれたので、急遽旅程に組み込みました。
調べてみると、1000年の歴史をもつ中世都市『プラハ歴史地区』は街全体が世界遺産に登録され、「黄金の都市」と呼ばれる世界でもっとも美しい街のひとつらしいです。
ミュンヘンからFlixBusで5時間、プラハに到着です。
バスに乗りながらその街並みを眺めているだけで惚れ惚れとします。こんな素敵な街を素通りしなくて本当良かったです。
プラハと言えばベトナム料理
この日の宿は、街の中心にあるマンションの一室でした。ホストは同居しておらず、3つの部屋にゲストがそれぞれ入居し、トイレやシャワーは共用というタイプです。(こちらの宿)
ただ、初日は僕ら以外のゲストがいなかったので貸し切り。こちらの家は、広くて天井が高くて開放感があっていいのですが、その開放感ゆえ、夜になると若干怖く感じます。ウクライナ のキエフで泊まった宿に似ています。
こじんまりとした”守られてる感”を感じられる家の方が僕ら好みだと再認識しました。
宿について一息着いてから夕飯に出かけることに。ホストからメッセージで、「この辺りはおいしいチェコ料理やベトナム料理が沢山あります。」と伺っていた通り、ググると沢山のベトナム料理のお店が出てきました。
チェコは30年前まで社会主義国家であったため、同じ社会主義のベトナムとは関係が深く、その名残でたくさんのベトナム人がチェコに住みついたことに由来しているらしいです。
先日オランダに行った際にインドネシア料理の普及ぶりに驚きましたが、ここでも似たような現象が起きていました。食から歴史を辿るのは本当に面白いです。
https://nuk-tabi.blog/2019/12/18/day68/
夜もクリスマスマーケット
ベトナム料理を食べた帰りに、クリスマスマーケットに立ち寄ってみました。
チェコという国は今でこそ無宗教国家と言われていますが、20世紀以前にはキリスト教徒が多数いたことから、いまでも他のヨーロッパの国同様にクリスマスを大切にしているらしいです。
というわけで、ここのクリスマスマーケットもかなりいい感じに賑わっていました。
プラハのクリスマスマーケットの特徴は、トルデルニークという筒状のお菓子です。
生地を細く伸ばして、棒に巻き付け、ぐるぐると回しながら焼きあげます。
作り方を見ていると、めちゃくちゃおいしそうで手を出さずにはいられません。
ヌテラ内側にを塗ったやつで400円くらいでした。
外側はカリッとしてて中はもっちりしてておいしいです。
こちらと、定番のポンチを飲んでこの日は退散。
他にもいろいろと特有のものが売っていたので、翌日以降もまたマーケットを楽しめそうです。
というわけで、この日は朝はミュンヘンのクリスマスマーケットに始まり、夜はプラハのクリスマスマーケットで締めるという面白い一日となりました。
おかげでポンチの微妙な風味の違いにも気がつけるレベルになってきました。
コメントを残す