やはり素敵なフュッセン
この日は移動日だったので、朝チェックアウトしてからバスターミナルまでのんびりお散歩して向かいました。
通ったことのない道を選んでみたり、途中見つけたパン屋さんに立ち寄ってみたり、気に入ったこの街との別れを惜しみながら歩きます。
街のどこを切り取っても素敵なので、終始二人とも幸せな気分でした。
事前情報を持たずに街を訪れてみて、直感で好きになるというのは、掘り出し物を見つけた感覚で嬉しくなります。
今回の旅でいうとこのフュッセンや、スイスのインターラーケンが該当します。こういう、そこまで有名ではない街の良さをブログを通して伝えていけたらと思います。
https://nuk-tabi.blog/2019/12/01/day55/
編み物の女性
フュッセンからFlixbusに乗ってミュンヘンを目指します。
乗車して席に着くと、左後方の座席に若い女性が座っていたのですが、
この人は、僕らがフライブルクからフュッセンに来た時のバスでも同じように近くに座っていました。
この女性はバスの移動中、もくもくと編み物をしている姿が前回とても印象的だったので覚えていました。
この日も、ドイツの綺麗なアルペン街道をバックに、編み物に没頭する彼女は、なんだかとても素敵に映り、奥さんも「私もこれから編み物しようかな」と真剣に考えるほどでした。
僕は編み物というわけには行きませんが、車酔いしない程度に、移動中に没頭できる乙な趣味を探してみようと思います。
こうして印象に残った人と、全く同じ日程で同じバスに乗り合わせるのは嬉しいことでした。
ミュンヘンの宿
この日到着したミュンヘンでは一泊しかしないため、宿の居心地の良さよりも、立地最優先で宿を選ぶことに。
中央駅の目の前に位置するホテルアンバという宿を予約。
こちらのホテルは、立地とコスパは最高ですが、ネットでの評判などを見ると、”シャワーに難あり”、”設備が古い”、”騒音がひどい”という批判も目につきました。
そこで僕らもあまり期待はせずに行ったのですが、良い意味で期待を裏切られました。
- シャワーやトイレ
→清潔だし全く問題なく使えました。
- 広さ
→なぜか四人部屋が用意されており、かなり広くて快適です。
- 暖房
→外は0度前後なのに、ヒーターをつけなくても部屋の中はポカポカです。
- 騒音
→大通りを挟んで駅の目の前なので、駅のアナウンスまで聞こえてきます。ただ、僕らはそこまで気になりませんでした。
- WiFi
→回線が不安定でしたが、まぁちゃんと使えるのでオッケーです。
- チェックアウト
→11時半と遅めなので助かります。
- 立地
→中央駅の目の前は便利すぎました。
おかげで、Flixbusを降りてすぐにチェックインしてリラックスできました。
バスを降りてから公共交通機関に乗って宿まで向かう、というプロセスが省けるのがどれほど楽か今回わかったので、これからも要所要所でアクセス最優先を取り入れて行こうと思います。
宿が期待以上でテンションが上がった我々。ただホテルのセキュリティは信用ならないことはパリでの盗難被害で痛いほど学んだので、
夕飯に出かける際にはクローゼットの中にバックパックを入れて、その扉をガチガチに南京錠で閉めて対策をしました。
ベトナム料理は最高
台湾生活が長い僕らですが、台湾に住んでいた6年間、台湾料理よりもベトナム料理の方をよく食べていたと言えるくらい、ベトナム料理が好きです。
台湾のベトナム料理が総じて安くてレベルが高いというのも理由です。
久しぶりに、美味しいフォーが食べたいな、と思っていたところ、ホテルから徒歩2分に美味しそうなベトナム料理のお店を発見。
店内ではベトナム人の店主とその友人のベトナム人がくつろいでいました。
「あー、この超公私混同してる感じの店、アジアらしくていいなー」
と、それだけで嬉しくなります。
早速フォーと揚げ春巻きとチャーハンを注文。
いずれも、これぞベトナム料理という本場の味で最高に美味しく、幸福感に満たされました。
やっぱりフォーはうまいなー
— Yusuke Aizawa (@aizy_tw) December 9, 2019
レジマスター
食後、駅前のスーパーへ。
この日の夜食、翌朝の朝食、翌日の長旅のお供などを買い込みます。
このスーパーで目にしたのが、レジマスターです。
商品を持ってレジに並ぶと、二人の女性店員さんがそれぞれレジを担当していました。
そのうち、奥のレジの方が圧倒的に客の流れが速いのです。
手前のレジの女性も別に遅いわけではないのですが、それでも明らかにスピードが違う。
そうこうしているうちに、その速い方で僕らに順番が回ってきました。
間近で見てその速さのトリックがわかりました。
この店員さん、なんと一人で二台のレジを操作していたのです。
僕らの商品のバーコードを読み込んで金額を伝えると、左手にあるもう一台のレジの方へもう次のお客さんを呼びます。
そこから先はどうやって双方をうまくコントロールしているのかは素人の目ではわかりませんでしたが、一切の不安やストレスを感じないシームレスな対応でした。
どの世界には達人はいるのだと、しみじみ感心しました。
仮に将来ロボットが全レジ係に取って代わろうという時代が来ても、この人はラスボスとして彼等に立ちはだかるでしょう。
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