早起きして城へ
観光は午後スタートが多い僕らですが、この日は朝早くに家を出ました。
この日はノイシュバンシュタイン城を観光すると決めていたからです。
このお城はシンデレラ城のモデルになったとも言われている、世界的に有名なお城なので、早く行かないとチケットが売り切れてしまうらしいのです。
2日前までならネットで予約もできるのですが、僕らが気付いたときには時既に遅し。したがって当日券狙いで、チケットオフィスが開く朝8時半に合わせてバスで向かいました。
バスは混み合っていて、この人たちが全員チケットに並ぶことになると思ったので、出口付近に陣取り、停車した途端、真っ先に降りてチケットオフィスに向かいました。
チケットオフィスにて
チケットオフィスに到着するとすでに入口の前に20名くらいの列ができていました。
予約済みの人も、当日券狙いの人も混ざっている様子。
ただ、表示を見るとどうやら当日券販売は左手に並ぶような指示にも見えます。
迷った結果、奥さんは列に戻り、僕は一か八か左の方に新しい列を作って並び始めてみました。
5分もすると、僕に釣られた当日券狙いの人たちが僕の後ろに列をなしていました。僕のすぐ後ろに並んだタイから来た男性と
「やばいね、みんな付いてきちゃったね。間違ってたら責任重大だね。」と話しながら待ちました。
8時半、チケットオフィスがオープン。僕が作った列とは別の方の入口が開き、元の列の人たちが一気に流れ込みます。
瞬時に間違いを悟った僕は、さりげなく元の列に戻り奥さんと合流。
結果、朝一で入城できるチケットをゲット。
家臣を見殺しにして自分の身だけを守る悪役になった気がしました。
ノイシュバンシュタイン城
お城は山の上にあるので、チケットオフィスを出た後はバスか、徒歩か、馬車で登ります。
馬は可哀想だし、バスは冬期は休業しているとのことだったので僕らは歩きました。
城内ではその歴史を学んだり、ブランチを食べたりしてのんびり楽しみました。王様の暮らしぶりがわかって楽しめました。
ただ、この城の魅力はなんといってもその外観の美しさです。
城の麓から見ても美しいのですが、圧巻なのは城から更に山を登った先にあるマリエン橋からの景色。
このマリエン橋は冬期は安全上の観点から通行禁止になっているとのことで、この日も朝の時点では閉ざされていたようです。
しかし、幸い天気が良かったからか、僕らが城内見学を終えたお昼過ぎには通行が許可されており、その絶景を拝むことができました。
天空の城のような幻想的な姿。ディズニーのお城のモデルになったというのも納得の美しさです。
この後、僕は疲労と高所恐怖症で参ってしまい下山を提案するも、奥さんは更に山を登り、道無き道を上へ上へと進んで行きました。
帰りはマリエン橋のすぐ側のバス停からバスに乗り、一気に下りました。
ふもとのチケットオフィス付近には、朝とは比べものにならない位の人がいて、当日券はまだ販売していましたが、購入から4時間後の入城とかになるようでした。
頑張って早起きして行ってつくづくよかったです。
お城の観光を終えたのちは、しばらく近隣をお散歩しました。
歩くこと15分ほどでほとんど人の気配の無い、草原に出ました。ここでドローンを飛ばしたところ、ノイシュバンシュタイン城を独り占めできました。
その後マイナスイオンたっぷりの遊歩道を歩いたり、見晴らしの良い道路で跳躍写真を撮ったり、のびのびとした時間を過ごしました。
祭りのあと
遊び終えてフュッセンの街に戻ったのが4時過ぎ。クリスマスマーケットに顔を出して少し飲み食いしてから宿に戻って一休みしました。
夜8時、小腹が空いたので再びマーケットに行ってみました。
すると、既に殆どのお店が閉まっており、つい数時間前まであんなに賑わっていた広場も閑散としていました。まさに祭りの後の静けさ。
その中でも後片付けをしながら食べ物を提供しているお店が2軒ほどあったので、ピザとチョコクレープを購入。
いずれも僕らが最後のお客さんだったようで、僕らに売った後にすぐに店を閉めました。
あれだけの人がいた中で、その最後の締めを自分たちが司った気分で、謎の満足感に浸る僕たち。
フュッセン最後の夜をいい具合に締めくくることができました。
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