ケルン大聖堂
この日は午後一で高速バスに乗車するため、午前中から行動開始。
チェックアウトを済ませて、ケルン中央駅に向かいます。

今日から1週間、このピンクの帽子です。
お目当は世界遺産のケルン大聖堂。
これを見るためだけにケルンに来たと言っても過言ではありません。
学生時代に、歴史の教科書で目にした時から、一度は生で見てみたいと思っていました。
地下鉄の駅から地上に出た瞬間に目の前にズゴーンとそびえ立っていました。

超駅前
このいきなり感は、バルセロナのサグラダファミリアを目にした時の衝撃と同じです。
ケルン大聖堂、写真で見ても迫力がすごいのですが、実物は本当に圧巻でした。

ゴシック式のシュッとした繊細な作り。ここ2ヶ月の間に色々な建築物を見ましたが、個人的好みで言えばここが一番好きです。
632年の歳月(サグラダファミリアは144年を予定)をかけて作ったらしいです。

圧倒的
時間帯のおかげか、そこまで観光客も多くなく、じっくりと味わうことができました。
近くにあったビアホールの開店時間ぴったりだったので、まだ他のお客さんが一人もいない店内に入り、絶好の席を確保。

目の前が大聖堂
ここで、ケルン大聖堂を眺めながら、ドイツビール、ドイツソーセージを朝から堪能して、気分は最高。

お冷のようにいきなり振舞われる

プリップリのソーセージ
ここ二ヶ月で色んな建築をみてきたけど、これが一番 pic.twitter.com/CBEY0rIGW0
— Yusuke Aizawa (@aizy_tw) December 5, 2019
短いですが、大満足でケルンを後にしました。

昨日の朝とは大違い!
トラブル続きのバス車内
ケルンから7時間のバス移動で、次の目的地フライブルクを目指します。今回もFlixBusを利用です。
二日酔いで乗車した前日とは異なり、この日は快適なバスの旅です。
乗車中はブログを書いたり、眠ったり、途中休憩で外に出た時は奥さんと一緒にストレッチをしてリフレッシュしたり、それはそれは快適な旅でした。
途中までは。
夜7時、フライブルク到着まで後1時間というところで、トラブルが発生しました。
この時立ち寄ったストラスブールという街で、何人かの人が乗車してきたのですが、この乗車手続きに随分と時間がかかっていました。
ようやく乗車してきたかと思えば、
- 乗車してから運転手と激しく口論をし出す男性(Case1)
- 泣きながら乗車してきたワケあり女性(Case2)
と、タダごとではない様子。
このCase1の男性は、どうやらチケットの再提示を拒んだ様子で、運転手とゴタゴタやっています。
これが引き金となって、運転手が警察を呼ぶ事態に発展。

数分後、バスに警官3人が乗り込んできて全員のパスポートチェックを始めました。
すると、
Case1,2の乗客の他に
- シェンゲン協定違反の疑いがあるマレーシア人一行(Case3)
の存在も明らかになり、車内は空前のカオスに。
Case2の女性は、パスポートを紛失してしまったという問題であることも警察とのやり取りから判明しました。

結局ここで1時間ほど足止めをくらい、痺れを切らした他の乗客がCase1の男性にキレたり、さっきまでの穏やかな車内が嘘のような空気になりました。

この時のリアルタイムの状況がこちら。
結果的には、警察が冷静に対処し、いずれの問題もなんとか解決したようで、バスは再びフライブルクに向かって走り出しました。
ただ、こういうことがあると、運転手も平常心ではなかろうし、この最後の1時間はかなり不安な気持ちで乗車していました。
フライブルク到着
予定よりも2時間近く遅れて、9時間がかりで、午後9時半にフライブルクに到着しました。
色々あったけど無事に到着して一安心。

色々あった人たち
駅前で夕飯にトルコ料理(まぁそこそこ美味しかった)を食べてから宿に向かいました。

困ったらケバブ
この宿のことは後日後述しますが、本当に最高の宿で、1日の疲れが吹き飛び、最高の心地で眠りにつくことができました。
警察とのやり取り
ちなみに、バス車内で警官のパスポートチェックの際、外国人である僕らは色々と質問をされました。
「今日はどこに滞在する」→「フライブルクです」
「そのあとはどこに行く?」→「ミュ、ミュンヘンです」
「そのあとは?」→「プラハ。。あと、ベルリンです」
何も悪いことはしていないけど、こうして警察に詰め寄られると、動揺してきます。
「そのあとは?」→「デンマークです。。」
「それから?」→「ロンドンに行って飛行機に乗ります」
周りの乗客も耳を済ませて話を聞いているし、「(Case4になりたくない、早く終わってくれ!)」とビクビクしていました。
すると、最後に警官が
「いやぁ、いい旅ですねぇ!」
と言って、笑顔でパスポートを返してくれました。
思わぬ反応に呆気に取られていると、近くにいた他の乗客も
「Nice trip!!」 と言ってくれて、その場が和みました。
被疑者が取調室で追い込まれて、やってもいない犯行を認めてしまう心理が少しわかった気がします。

・・・私がやりました。
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