また無くしもの
翌日にバンクーバーからロサンゼルスに移動するため、この日の朝、少しずつパッキングを開始することに。
そこで、先日ロンドンで買ったばかりの、未使用のシムカードを紛失したことに気がつきました。
ホワイトホースでも大切なUSB端末を紛失したばかりで、気をつけていた最中だったので、これには落ち込みました。
シムカード無くした。最近ほんとによく物をなくす。
— Yusuke Aizawa (@aizy_tw) January 8, 2020
この旅を通して、自分のこうした弱点が明るみに出て、自分に対してイライラすることも多いのですが、これぞまさに自分と向き合う良い機会だと捉えることもできます。
その点でしっかりものの奥さんにサポートしてもらいながら、この旅以降の人生を歩んでいこうと思います。
フランスでは大金を盗まれ、ホワイトホースでは大事なUSBを無くし、バンクーバーでは未使用のシムカードをなくした。
全て脇の甘さ故なので、自分に腹が立つ。— Yusuke Aizawa (@aizy_tw) January 8, 2020
プチ観光
お昼前、クリスタルとクリスタルのお母さんが迎えに来てくれたので、その車に乗ってバンクーバーを観光しました。
まずは人気のお店でブランチ。


お腹を満たしてからフィッシャーマンズワーフをお散歩。

さむっ
それから再び車で向かったのはダウンタウンにあるイーストヘイスティングという通り。
ここは治安のいいバンクーバーで唯一最大限の警戒が必要と言われている危険なエリアです。
車で通るぶんには安全と聞いていたので、連れて行ってもらいました。
窓から様子を見ていると、その通りに入った途端明らかに空気が一変するのがわかりました。
ドラッグをやっていそうな人や路上生活者に溢れていて、かなり物騒な感じです。
絶対に外は歩けないなと思わせる気配。

ざわ…
彼らが道に飛び出してくることも稀じゃないようで、制限速度は30キロとされています。
バンクーバーの闇を見た心地でした。
衝撃の光景
イーストヘイスティングからすこし逸れたところにある中華街。

クリスタルが買い物をしたいということで立ち寄ることに。
路肩に駐車しようと減速したところ、ちょうどその前を不審な人物がフラフラと横切ろうとしてきました。
「あの男はイーストヘイスティングから流れてきたんだろう、ここも安全とはいえないね。」
と話しながらその男の様子を見ていると、
男はそのまま横断歩道のない道路をフラフラと横切り、
反対側に渡ったかと思いきや、そこに停めてあった車の運転席側のドアを開けました。

ものの数秒で、車内から何かを盗み取って右のポケットに入れて優雅に立ち去りました。

この人です
車の持ち主は、トランクに荷物を出し入れしているところでした。
一連の行動を見ていて一瞬呆気に取られていた僕らですが、すぐに「あの人、盗みました!」と持ち主に大きな声で伝えました。
持ち主は焦ってすぐに後を追いかけましたが、どうやらうまく逃げ切られてしまったようです。
僕らもすぐに周囲を探し回りましたが、相手はこのエリアを良く知る常習犯と思われ、うまく抜け道を使って逃げたようでまったく足取りを掴めません。
どうやら盗まれたのは携帯電話で、持ち主はロードサービスの業務中だったようです。
本当に気の毒で、なぜもっと早く声をかけてあげれなかったのかと、悔やまれました。
咄嗟の場面ではビックリしてしまい、行動ができないとよく聞きますが、身をもって体験しました。
クリスタルもお母さんも、長年バンクーバーに住んでるけどこうして盗難を目撃したのは初めて と話していました。
あまりにも衝撃的な場面でした。
そのあと、オイスターバーに行って美味しい牡蠣を食べたり、デザートの名店でチーズケーキを買って夜に家で食べたり、色々したのですが、盗難の衝撃があまりにも強くてあまり集中できませんでした。

(あれは衝撃的すぎたな、、)

(それにしても、)

(なんでもっと早く)

(被害者に教えてあげられなかったのか、、)
教訓
これから行くロサンゼルスでは、レンタカーを借りて運転をします。
その後いくメキシコや南米は治安の上で殊更に注意が必要と言われます。
この日物を無くしたり、目の前で盗難現場を目撃したりしたのは、「ここからさらに気を引き締めろ」というメッセージかもしれません。
安全に旅を終えることが一番の目標です。
今回の経験を無駄にせぬよう、教訓として胸に刻み次の国に向かおうと思います。
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