ブルックリンへ
最終日のこの日は、チェックアウト後、おしゃれ街のブルックリンを訪れました。
かつては工場労働者が多く、治安の悪いエリアとされていたようですが、近年はその”ワルさ”がかえってカッコイイと評価され、お洒落なカフェやアパレルショップが軒を連ねるニューヨークきってのオシャレ街となっているらしいです。
前日訪れたジャパンビレッジもブルックリンの一部ですが、辺りをゆっくり見て回る時間はなかったので実質この日が初ブルックリンです。
まず飛び込んできたのは倉庫や車に描かれたカラフルなペイントたち。
路地を入るとそこには、さまざまな飲食店がありました。どのお店も一捻りある感じで、下北沢みたいな雰囲気です。
カフェは特にたくさんありましたが、こちらのPartner’s cafeに入店。
高い天井で開放感があり、かなりお洒落な感じですが、大きな焙煎機で自家焙煎もしている本格派のお店です。
美味しかったしリラックスもできたので良かったですが、当然のようにチップを払わせるスタンス(こちら参照)には若干不快感を覚えました。
さらばニューヨーク
ブルックリン観光後は空港へ向かいました。
8日間滞在したニューヨークともいよいよお別れです。
初めて訪れてみて、ニューヨークに対してこれまで抱いていた「アメリカの大都会」「世界の最先端」というイメージが覆りました。
ビルがたくさんあって、便利で綺麗でハイテクであることを都会の定義とするなら、東京の方がよっぽど都会です。
マンハッタンはその定義にあてはめると確かに大都会ですが、マンハッタンはニューヨークの一部分に過ぎず、ほかのエリアは汚いし古い場所の方が多かったです。
その理由は、ニューヨークの人口の半数近くが世界各地からの移民であることに由来しており、
移民文化がお互いに融合しているというよりは、
”ニューヨークの中に、アメリカがあってアジアがあって中南米があってヨーロッパもある”
というように自由に存在している感じ。
したがって、安全な場所もあれば、めちゃくちゃ危険な場所もあるし、同じニューヨークでもエリアによってまったく雰囲気が違うのはこのためなのでしょう。
その意味でも、ニューヨークはまさに「世界の縮図」だというのが、滞在を終えた現時点でのニューヨークに対する印象です。
ニューヨークはアメリカというよりも世界の縮図という感じがした。
人とたくさん会えたのが収穫。これからカナダはユーコンへ。山奥でひっそり年越しします。— Yusuke Aizawa (@aizy_tw) December 29, 2019
こうして各国の文化を自由に受け入れているからこそ、ニューヨークには人とお金が集まるし、何か新しいものが産生まれやすい自由な風土があるんだと思います。
バンクーバーへ
夜8時45分、キャセイパシフィックのビジネスクラスに搭乗。年越しに向けてカナダはバンクーバーへ飛びます。
世界一周航空券で手配した三つ目のチケットになります。
世界一周の計画をしたときに、年越しをどこで迎えようか というのは大きなポイントでした。
ニューヨークのタイムズスクエアのカウントダウンなど、盛大に迎えることも検討しましたが、
自分たちが一番幸せを感じる瞬間 を追求した結果
「二人で”守られてる感”を感じながら、のんびり自然を楽しむ時間」
だという結論に達しました。
そこで、カナダ北方のホワイトホースで、自然に囲まれながらオーロラを見て新年を迎えるということに決めたのです。
この日バンクーバーに向かい、一泊したのちホワイトホースに飛びます。
快適なフライト
キャセイのビジネスクラスはかなり快適でした。
一つ一つのキャビンが広くて機能的だし、他の人との距離が気になることもないので、思い切り寛ぐことができました。
アメニティも充実していて、特に歯磨き粉が使い切りサイズではなく、大きいものだったのが旅人としては嬉しかったです。
食事は期待したほどではありませんでしたが、こだわりは感じられました。
ずっと見たかった実写版ライオンキングが見られたのも嬉しく、実に満足度の高い5時間のフライトでした。
クリスタルとクリスタルな夜
バンクーバーに到着したのは夜12時近かったのですが、奥さんの友人のクリスタルが車で迎えに来てくれました。
クリスタルは香港出身のカナダ人で、奥さんとは6年前の上海留学中に出会い意気投合。
僕も日本、台湾、香港などあちこちで一緒に遊んでおり、先日の結婚式にもはるばる参列してもらいました。
クリスタルは、迎えてくれただけではなく、ダウンタウンのホテルも僕たちのために手配していてくれました。
面倒見がよい人だとは知っていたけれど、まさかここまでやってくれるとは、感激です。
そのホテルは、会員限定のセレブ感たっぷりのホテルで、大きなベッドルーム2つ、それぞれにバスルームがついていて、リビングには大きなキッチンや暖炉もありました。
(この日は疲れていて写真を取り損ねたのが心残り。)
数時間後の翌朝には旅立つのがもったいなくにるくらいのハイスペックなホテルで、クリスタルな夜を過ごしました。
明日はいよいよホワイトホース!
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