寝台列車の朝
快適な眠りから覚めた朝7時、朝食が運ばれてきました。
前日夜のうちに各自6品ずつ選んで、乗務員に伝えておくのです。
通常は、寝台を変形させて、椅子を作り、そこに座って食事を摂るらしいのですが、
既に隣の部屋の乗客が変形→朝食→下車 を済ませていたので、
僕らの寝台はそのままとし、隣の部屋で食事を摂らせてもらうことになりました。
ちょうど日が昇り、スイスの自然や可愛い一軒家を眺めながら食べる朝食は最高でした。
チューリッヒ到着
食事を終えた頃、列車は11時間の旅を終えて、チューリッヒ中央駅に到着しました。
下車して駅構内を見渡して、その綺麗さに感心しました。
中にコンビニやら、カフェやらも入っており、日本の駅なみの安心感がありました。
宿は、そこからさらに電車で30分ほどの場所にあるので、
観光はせずにまずは宿を目指すことに。
事前にアプリでチケットは手配していたのですが
僕らの買ったチケットがどれだけ割安かを確認するために、駅構内の券売機で片道乗車券の値段をチェックしてみました。
バッチリ2倍の値段で販売していたので、嬉しくなりました。
スイスは鉄道の費用がとても高いので、仕組みを知り、うまく安く手配しないと、交通費が膨大になってしまうのです。
チケットを安く買うコツは他の人のブログなどを参考にしたのですが、スイス旅行の最終日にでこのブログでも簡単にまとめようと思います。
列車内は、2階建で、かなり快適でした。1等車と2等車があるのですが、2等車でもかなり綺麗なボックス席に座ることができるので十分です。
電車代は高いけど、乗る人にはちゃんと快適な座席を提供しよう というSBB(スイス鉄道)の心意気が感じられる、かなり素晴らしい電車です。
この日の宿
この日から2泊する宿は、郊外にあるアパートで、ホストと同居するタイプの物件です。(こちら)
駅からも近く、周囲の環境もとても穏やか。それでいて、スーパーやショッピングモールなどもすぐ近くにあり、かなり便利です。
家の中は、とても綺麗で、土足厳禁。
絨毯が敷いてあったりと、なんだか日本の家みたいで一瞬で気に入りました。
ホストは、不在にしていましたが、事前に到着時間を伝えておいたところ、鍵を置いておいてくれたので、10時にチェックインができました。
この辺りの柔軟性がエアビーのいいところです。
外は10度に満たない気温で、冷え込んでいましたが、家は床暖やヒーターで暖められていたため、快適な環境で2時頃までのんびりくつろぎました。
チューリッヒ観光
夕方、家の近所のアウトレットで奥さんが靴を購入しました。
物価の高いスイスですが、アウトレットで、かつセールで半額になっていたので、ネット上の価格などと比較してもかなり割安で購入ができました。
ゴアテックス素材で、雨や雪に備えます。
新しい靴を履いて気分良くチューリッヒ市内観光に出かけました。
駅から外に出た瞬間に、こじんまりとした、綺麗な街並みが広がっていて、一瞬で好きになりました。何より、空気が美味しい。
チューリッヒ湖付近では、白鳥に餌をやる人、ジョギングする人、遊びまわる子供、音楽を奏でる人、語り合う人など、
平和なその場所を各々の楽しみ方で満喫していました。
僕らも、癒されながらしばらくお散歩をしていたのですが
夜が近づくにつれてかなり冷え込んできました。
寒いので、屋台で焼き栗やポンチを買ってみたのですが、
高い割に微妙で、なんだかがっかり。
奥さんが新調した靴も、期待したほどの防寒性はなく、
だんだんと身も心も寒くなってきて、夜の観光はあまり楽しめませんでした。
教会など、チューリッヒにもいくつか見どころはあるのですが
そういうのは他の国でもたくさん見ているし、違いを楽しめるほど建築や芸術に精通していないので、
「ほう、これが〇〇か。よし、寒いからもう行こう。」
みたいな感じになってしまいました。
チーズフォンデュ
寒すぎたので、夜の観光は早めに切り上げて、暖かい電車に乗って帰り、家の1階にあるスーパーで、チーズフォンデュ用のチーズを買って部屋に戻りました。
帰ると、ホストが帰宅していたので、キッチンの使い方などを教えてもらいました。
すると、チーズフォンデュ用の鍋や、フォークも持っていて、それらを快く使わせてくれました。
フォンデュセットが家にあるなんて、スイスの暮らしは洒落てます。
冷え切った体も心も、チーズフォンデュと素敵な家で温まったので、僕は気持ちよく眠りにつきました。
一方、奥さんは新しい靴のサイズが合ってなかったようで、モヤモヤの夜を過ごしていました。
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