クリスマスマーケットへ
午前中は、次の目的地スイスの宿や交通手段を手配したり、荷物のパッキングをしたり、家でのんびり過ごしました。
午後からは、この日から始まる市庁舎前でのクリスマスマーケットへ。
前日夜の静けさとは打って変わって、すごく賑わっていました。
あらゆる種類の出店が出揃っており、クリスマスカラーで統一されています。
ポンチはマグカップで
入り口で買ったポンチを飲みながら一通り回ってみました。
初日ということもあり、テレビ局も来ていて、店主やお客さんにインタビューする光景も。
「俺もインタビューされないかな」美味しそうなスイーツがあったので買ってみました。
うまー。
まだ11月ですが、気分は一気にクリスマスモードに切り替わりました。
インインのお店へ
ウィーン最終日なので、クリスマスマーケット観光後は、荷物をまとめてインイン宅を後にしました。
その後、インインの車で、彼女たち一家が営むお店に連れて行ってもらいました。
主人の親の代から30年続くお店を経営していて、親が体調を崩してからは自分たちが中心となり営んでいる とは聞いていました。
しかし、どんな形態のお店か、そこでご主人やインインがどんなことをやっているのかなどは未知数で、インインも多くは語りませんでした。
それでも、立派な家を持ち、ブランド物に身を包む一家の様子から、商売はうまくいっているんだろうなと予想はできました。不動産とかそっち系かなと、見当をつけていました。
感動
“お店”に到着すると、そこは大きなアジア料理のレストランでした。
そして僕らを席に座らせると、夜の営業の準備を着々と進めるインインとご主人。
営業開始とともに、お客さんがぞろぞろと入って来ました。
常連さんらしく、インインが楽しそうに接客して注文を取ります。
その姿に、「お店って、こんな立派なレストランを切り盛りしてるのか。。」と感動していると、
お寿司の注文を受けたご主人は、厨房に入り、寿司を握り出しました。
「えーっ、あなたが寿司握っちゃうの!?」
とこれまたびっくり。
家で見る二人の姿とは全く違う、店の経営者、料理人としてのたくましい姿がありました。
中国から移民して来た当時30歳前後だったご夫婦(インインの義父母)が、異国の地でレストランをスタートさせ、30年も維持し、あんなにステキな家を建てたのです。その背景に想いを馳せると、
「俺たちももっともっと頑張らねば」と、魂が震えました。
最高の食事
僕たちにも、お店の定番料理をお腹いっぱい振舞ってくれました。
どれも、本当に美味しくて、お世辞抜きでこの旅最高の食事でした。
特に、ご主人が握ってくれた握り寿司は、ネタも新鮮で、シャリも美味しく、日本のおいしいお寿司屋さんに匹敵するほど美味しかったです。
大満足の食事後に精算をしようとしても頑なにお金を受け取ろうとはせず、さらには店を抜け出して僕らを車で駅まで送迎までしてくれたインイン。
感謝し過ぎて涙が出そうになりました。
Night jet乗車
インインに駅のホームまで送ってもらい、そこでお別れ。
僕らは次の目的地スイスのチューリッヒ行きの夜行電車「Night jet」に乗り込みます。(動画はDay53をご覧ください)
11時間の長旅ですが、ぼくらは個室の寝台を手配していたこともあり、かなり楽しみにしていました。
個室内は少し窮屈ですが、機能的で、僕らが好きな“守られてる感“を感じることができるステキなスペースです。
2人個室は、結構上等な座席に分類されるようで、スリッパや、水、スナックなアメニティも付いており快適に過ごすことができました。
発車して早々に僕は寝ましたが奥さんは、食べ過ぎて消化不良のため中々寝付くことができなかったようです。
僕が夜中に目を覚ますと、消化を促す独自の体操をしている奥さんの姿が目に飛び込んできました。
なんか恐ろしかったので、再びそっと目を閉じて眠りにつきました。
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