几帳面なホストにお別れ
この日は、朝から移動です。
僕らが目を覚ますとホストはすでに外出していたので、セルフチェックアウトしました。
ちなみに、
今回のホストはかなり几帳面な人で、
「夜10時以降は音が気になるからシャワーを浴びないでほしい」とチェックイン時にお願いされていました。
僕らは帰りが遅くなることもないし、全然OKなのですが、
前日の夜は、9時45分を過ぎてもホストが帰ってきませんでした。
すでにシャワーを済ませていた僕らは
「もう10時になるけど、彼はシャワーどうするのかな」
などと話していると、
9時55分頃にホストが帰宅しました。
すると、ものすごいスピードで浴室に駆け込み、シャワーを浴び始めました。
彼がシャワーを終えた頃、時計を見ると、ちょうど午後10時を指していました。
ゲストにルールを課した手前、自分をも縛り付けてしまっている若干気の毒な彼。
そんな几帳面な彼の家にお別れし、列車に乗り込みます。
インターラーケンへ
チューリッヒを出発して1時間、首都ベルンで乗り換え。
恥ずかしながら、スイスの首都はジュネーブだと思っていました。
訪問の予定にもベルンは入れていなかったので、乗り換えのほんの一瞬でも首都に立ち寄れたのは嬉しかったです。
ここから更に南(東)に電車で1時間ほど走り、この日の宿泊先インターラーケンに到着です。
この三日ほど前に地図を見ながら「チューリッヒの次どこに行こうか」と考えていたところ、
ハイキングやウィンターアクティビティが盛んの、”グリンデルヴァルト”というスイスアルプス最大級の村を発見。
そのグリンデルヴァルトに近く、かつ、交通の便もいい、ここインターラーケンに2泊することにしたのです。
というわけで、インターラーケンについてはあまり事前知識がなかったのですが、
電車を降りた途端美しい山と湖、澄んだ空気、ザ・スイスという感じの可愛らしい建物が目に飛び込んできました。
二人とも一瞬でこの街の魅力に取り憑かれ、
「今回の旅で一番好きかも」
とテンションを上げながら宿に向かいました。
グリンデルヴァルトへ
宿は駅のすぐ目の前にありました。
エアビーで手配した宿ですが、家ではなく、専用のゲストハウスのような感じの宿でした。
チェックインは15時にならないと不可 ということだったので、大きな荷物だけロビーに置いて直ぐに観光に出かけました。
駅の観光インフォーメーションの窓口で問い合わせると、
「今はオフシーズンだから、山の方に行くケーブルカーが動いていないため、ハイキングや定番のアクティビティは不可」
との回答でした。
とりあえず何もできなくてもグリンデルヴァルトへは行ってみよう
ということで電車とバスを乗り継いで向かうことに。
どんどん標高が高くなっていくので、次第に雪の量が増えていきます。
グリンデルヴァルトに到着すると、そこはもう完全に雪国。
アパレルショップやレストラン、カフェも多く立ち並び、まさに山岳リゾートという感じです。
シーズン中は、ここから更に上に登るケーブルカーや電車があり、登った先で更なる絶景や、いろんなアクティビティを楽しめるらしいです。
ただ、このグリンデルヴァルトの観光だけでも十分満足できます。
中1日でフォンデュ
1時間散歩したりドローンを飛ばしたりして楽しんでいると、足が急激に冷えてきました。
流石にスニーカーで雪道を歩くのには限界があったようです。
そこで、近くにあったチーズフォンデュの専門店に駆け込むように入店。
一昨日も夜に家でチーズフォンデュを食べたばかりですが、
どうもスイスにいると、ついついフォンデュが食べたくなってしまいます。
中1日でチーズフォンデュを食べるとは、自分でも中々だと思います。
流石に専門店ということもあり、家で食べたやつよりも圧倒的に美味しかったのですが
チーズフォンデュと串焼き(1本)だけで50フラン(5,000円以上)という価格は「さすがスイス」といったところでしょう。
ちなみに、このお店で接客してくれた店員さんが日本人の方でした。
また、グリンデルヴァルトの街中の看板には日本語の翻訳も多く、駅近くには「日本語観光窓口」なるものも設置されていました。
中国語の案内は世界中あちこちで目につくようになりましたが、日本人向けの案内がここまで多い都市は珍しいので、嬉しくなりました。
日本人はウィンタースポーツが好きですから、ここにくる観光客も日本人の割合が大きいのかもしれませんね。
グリンデルヴァルト、かなり気に入ったので、今度はベストシーズンに改めて訪問しようと二人で誓いました。
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