初のセーリングツアー
同じ家に暮らすホスト夫婦の次男(35)のジュリオは、奥さんのイザベラと一緒にセーリングツアーを生業としています。
この日の朝「よかったら一緒にどうだい?」と誘われたので、夕方までとくにやることもなかったのでツアーに参加させてもらうことにしました。
ホストのロザリアも同乗することが決まり、宿から5人で車に乗ってUrcaという浜辺に到着。
ここでもう1組のブラジル人カップルも加わり、7人でヨットに乗り込みます。
ヨットの名前はAlba。
ロザリアのご主人が買ったものですが、その後本人は航海よりも家事に目覚めてしまったので、次男のジュリオが引き継いだらしいです。
キャビンは、小さいけれどリビングやバスルームに加えて、3室の寝室があり、守られてる感満載の家のようでした。
デッキに出ていざ出港。
小雨が降っていましたが、興奮していたのであまり気になりませんでした
船に酔う
デッキに腰掛け、皆んなでビールで乾杯。
ゆらゆら揺られながら、ヨットは北上していきます。
音楽をかけて、お酒もビールやウォッカが次々と注がれます。
天気も良くなってきて、心地よくなってくると、ロザリアは、ハイテンションで物凄いペースでお酒を飲み始めました。
隣に座っていた奥さんも、ロザリアのペースに引きづられ、結構なペースで飲んだ結果、
二人は序盤から完全に出来上がって、かなり楽しそうでした。
二人のおかげでツアーは大盛り上がり。
しかし、残念ながら僕はこのヨットの揺れになかなか慣れることができず、割と序盤から船酔いに見舞われました。
酒と音楽に酔いしれる皆を横目に、
ひたすら船に酔う僕。
3時間のセーリングの最初の半分はかなり過酷でした。
しかし、中盤からは、差し出されたナッツを食べ続けることで、なぜか酔いが解消し、皆と同じテンションで楽しむことができました。
ブラジルでの素敵な思い出の一つになりました。
カーニバルへ
セーリング終了後、いったん宿に帰りました。
夜からは一大イベント、リオのカーニバルに参加します。
ロザリアとすっかり仲良くなった奥さんは、カーニバル用の衣装などを貸してもらうことに。
娘さんのタンスから、あれやこれやと貸し出してくれました。
カーニバルは深夜まで続くため、サクッと1時間眠って休んでから出発。
シャトルバスで会場へ
僕らは、ツアー会社経由でチケットを買っていたため、コパカバーナパレスホテルに集合し、会場行きのシャトルバスを待ちました。
20時に迎えにくる予定だったにもかかわらず、ここで1時間くらい待つ事に。
他にも同じシャトルに乗る人が数名いたから不安はなかったけど、フラストレーションはたまりました。
ただ、到着したシャトルの車内は快適で、
タクシーや公共交通機関では立ち入りできない、会場のゲートギリギリまで送迎してもらえた結果、
危険視されるリオの夜道を歩く事なく会場入りができたので満足。
ツアー会社経由でのチケット購入は、割高ですが、ブラジルではとくに安心と安全を重視している僕らにとっては、良い選択だったと思います。
準備万端
僕らはセクター9の二階の指定席でした。
セクターは13まであり、それぞれのセクターや、フロアによって、楽しみ方が異なるらしいのですが、
ここセクター9は、外国人専用セクターで、英語のスタッフがいて安心できることや、審査員席に近いから演者もここで一番力を入れると言われている、おすすめのセクターです。
その分多少割高でしたが、座席も全席指定なので安心代だと思えば納得。
受付を済ませて指定席に向かうと、雨の影響からか、座席はかなり濡れていました。
後ろの方からも水が流れてくるので、隣のおばさんを見ると、ビニル袋を敷いてその上に座っていました。
僕らは、ツアー会社からチケットを受け取る際に、お尻パッドをもらっていたので、これが役立ちました。
これを敷いて座れば痛くないし、水もズボンに伝わってこないし完璧です。
スーパーで買ったビールや食料も、ホストから借りたクーラーに入れて準備してきていたので、売店に並ぶ必要も、売り子から買う必要もありません。
万全の状態での観戦です。
熱狂のカーニバル
いよいよカーニバルがスタート。
この日は本戦2日目ということで、6日間で一番盛り上がる日。
トップレベルのチームが各1時間ずつ、パレードをします。
この日のために一年かけて準備してきた集大成ということで、想像以上のクオリティでした。
最初はノリが分からず戸惑っていた僕らも、
次第に、山車や衣装の華やかさ、音楽と踊りの統一感に魅了されていきました。
没頭していると、各チーム1時間のパフォーマンスはあっという間です。
カーニバル自体もそうですが、徐々にテンションが上がって前に前にと進んでいく奥さんを観察するのも楽しかったです。
(そのときの様子はこちら)
最終組まで見終えると、深夜3時近くになっていました。
快適なシャトルに乗ってコパカバーナまで戻り、Uberで宿に帰りました。
深夜に出歩かないといけないということで、事前にかなり警戒していたカーニバルですが、往復の道中も、会場での観戦も終始平和で、何の問題もなく帰宅できて一安心。
世界一のお祭りとも言われるこのカーニバル、一生のうちに訪れることができてよかったですが、
一度で十分だと思いました。
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