相乗りタクシー
この日は朝から移動です。

いい天気!
ビニャーレスという、世界遺産にも登録されているキューバの秘境に向かいます。
便利な公共交通手段がないため、ホストにお願いして相乗りタクシーを手配してもらいました。
一人25CUCなので、二人で5500円くらい。
もっと安い移動手段はあるみたいですが、3時間タクシーに乗ってこの値段なら、そこまで高いとは感じません。
朝食を済ませた8時過ぎにタクシーが迎えに来ました。

お世話になったホストに別れを告げて

「行きましょう」
タクシーはイケてるクラシックカー。僕らと、ドイツ人カップル、南アフリカ人女性の5人を乗せてハバナを発ちました。

カッコいい!
ツッコミ所満載の高速道路
ビニャーレスまでは高速道路をひたすら西に向かって走るのですが、
この高速道路を走行中に目に飛び込んでくる光景が面白すぎてまったく退屈しません。
まず、この高速道路は、車だけではなく、通行人や、自転車、馬も利用しているのです。

路肩には沢山の人がいて、ヒッチハイクをしていたり、物売りをしたりしています。

高速でヒッチハイク
自由で面白いなーと思いながら窓から眺めていると、ホールケーキを持って立っている男性を発見。

まさかのケーキw
最初は見間違いかと思いましたが、そのあとも何人か同じ感じでケーキを売っている姿を目撃しました。
ツッコミどころ満載で、楽しい高速道路でした。

これ高速走っちゃダメでしょ
途中、運転手がサービスエリアもどきの場所で車を停めると、沢山の人が、自らの商品を売り込みに車に近づいてきました。
その中から運転手がチョイスしたのは、段ボールに裸で敷き詰められたハムサンド。
「美味しいからみんなもどうぞ」と言って、奢ってくれました。

「どうぞ」
他の乗客3人は食べませんでしたが、僕らはせっかくだしトライしてみようと思って頂くことに。

(これ、どうする?)
鮮度とか衛生面に目をつむってパクり。

シンプルで美味しかったのですが、食べた直後に胃がちょっと痛くなりました。
翌日は下痢、その次の日は発熱を伴いました。
キューバでお腹壊した。
炎天下の道路脇で段ボールに詰めて売ってた生ハムサンド、おそらくあいつが犯人。— Yusuke Aizawa (@aizy_tw) January 29, 2020
結論から言うと、あれは食べない方がいいです。
タバコ農園
ビニャーレスに到着すると、タクシーは何も言わずに、僕らをタバコ農園に連れて行きました。

農園前にずらりと並んだタクシー
到着すると、タバコ農園の人が、タバコの製造工程や、ラム、蜂蜜、コーヒーなどその農園で製造販売しているものを色々見せてくれて、最後はそれを売り込んで来ました。

タバコの葉を乾燥させて

こうなってから

グルグル巻きます
興味深く見させてもらいましたが、
まったく想定外の展開だったし、早く宿に向かいたかったので何も買いませんでした。
ここで僕らが買ったら運転手にもキックバックが入るから、シレッと連れてきたのでしょう。
ちなみに、農園に着く前から、尿意に悩まされており、早く宿に着かないかな。とソワソワしていました。
連れてこられた農園には、トイレが一つしかなく長い列ができていたので、農園の人に話すと、「その辺で適当にしてきていいよ」と言ってくれたので、人気のない方に行き、立ちションをしました。
するとなぜか子供たちが5、6人群がってきて、皆何も話さずにジーッとぼくの放尿を見守っていました。
こんなに緊張するおしっこは初めてです。

無事フィニッシュ
自転車で冒険
午後1時、タクシーで宿に到着。
目の前に壮大な景色が広がるステキなロッジで、明るいホストが出迎えてくれました。(こちら)

「お邪魔しまーす」

僕ら専用のキャビンから見たホストの家

もう一方の窓からはこの景色
天候も良く、元気だったので、荷解きを終えるとホストに自転車を手配してもらって早速散策に出かけました。
長閑な田園風景、のびのびと放牧されている牛や馬、すれ違うたびに挨拶をしてくれる人々に癒されながら約5キロほど走ると、

「おウマさん、こんにちは」

「気持ちいいぜ」
洞窟にたどり着きました。

チャリで来た
中では飲食をしながら音楽を楽しむ人々がいました。
もう少し先に進むと、ホテルやお土産屋さんを発見

「絵葉書を買います。」

ホテル近くの公園

穏やかな雰囲気

あれはなんだろう?

まさかの子豚
ここらで引き返して再びサイクリング。
夕日をバックにビニャーレスの大自然の中を走る心地は、この旅トップスリーに入る快感でした。


犬と休憩

走り屋二人
帰り道は上りが多くて、さすがに疲れたので、途中のカフェで一休みしてモヒートを飲みました。

疲れた体に染み渡りとても美味しかったです。

「うんまー!」
また、ここでは速度制限はあるけど、ネットにもアクセスできたので助かりました。

ご馳走
宿に戻ると、ホストが夕飯を準備して待っていてくれました。
この宿は、食事がとても美味しいということで評判だったので、とても楽しみにしていました。
自宅の牧場や畑で採れた新鮮な食材を用いた料理の数々。

どれも本当に美味しくて、ペロリと平らげました。

ごちそうさまでした!
夜はベランダでホスト手作りのモヒートを飲みながら、

1日お疲れさま!
「ここまで辿り着くのは決して楽ではないけれど、はるばる来て本当によかった」
と話し、夢見心地で眠りにつきました。

夜な夜な、物すごいいびきで目が覚めました。「ホスト、めちゃくちゃいびきかく人だなぁ」と思って、ちょっと引いてしまったのですが、
翌朝、このイビキは家畜の豚の寝息だということが判明。ごめんなさい。
高速道路、笑えるー!(≧▽≦)
馬とかトラクターって、高速スピードじゃなぃでしょ?
物売りって高速道路、止まってもokなんだ★とか思いながら見たわ。
遅いからビュンビュン抜かれるけど、誰も何も気にしてないって感じだね、
ジジなら一瞬で馴染めそうだと思った笑