「インターンシップ」
金曜の夜、寝る前にYouTubeを観ていたら、
映画紹介動画で、こちらの映画を発見。
面白そうだったので、土曜日朝イチで観ることにしました。
会社が倒産し、路頭に迷っていた元営業マンの中年男性二人が、
ひょんなきっかけで、エリート学生達に混じってGoogleの正社員登用をかけたインターンシップに参加するという物語。
完全に場違いで、周りの学生たちからも見下されまくりの二人ですが、
持ち前の明るさと、長年の営業で培った突破力で、徐々に頭角を現していく様子が、見ていてすごく前向きな気持ちになれました。
世界一周中にも立ち寄ったGoogle本社が舞台なので、
その時のことも思い出しながら楽しく鑑賞できました。
「薬の神じゃない!」
午後は、ジムに行ったり、ちょっと仕事をしようと思っていたのですが、
という気分になって、
最近関心のある「創薬」がテーマになっている映画を探したところ、こちらの中国の映画がヒットしました。
インド製の、白血病のジェネリック医薬品を、中国に密輸入して販売した男の実話を元にしたエピソード。
当初は、貧乏して嫁にも逃げられただらし無い主人公が、金に目が眩んで始めたことだったが、
正規薬には到底手が届かない貧しい白血病患者たちとの触れ合いを通して、
人の命を救うために、大手製薬会社や警察に追われながらも、安く薬を供給し続けます。
何が正義で何が悪か考えされられる作品。
笑いあり涙ありの展開なのですが、後半のシーンでは感極まって一人で泣きながら観ていました。
実話をベースにしてあり、この主人公のモデルとなった男性の貢献が、中国におけるジェネリック医薬品の普及に繋がったようです。
本当に素晴らしい作品で、勇気をもらいました。
「運び屋」
二作を観終えた時点で、午後4時。
ジムも、仕事も、やろうと思っていたことは何もしないまま夕方を迎えてしまいました。
と気持ちを切り替えて、もう一作観ることにしました。
家族よりも仕事を重視してきた男性が、
結局家族にも仕事にも見放され、孤独な老後を迎えていました。
その彼の元に舞い込んできた“儲け話”に乗って、知らず知らずのうちに麻薬の常習の「運び屋」となってしまいます。
ここまで聞くと、とてもポジティブな内容には思えないのですが、
90歳を迎えた主人公が、人生にとって大切なものが何かを、自分の失敗を通して語りかけてきて、とても心が温まります。
そして、自分がやっていることが危険な「運び屋」の仕事だと察知してからも、彼は非常に明るくマイペースにその仕事を続けました。
長年仕事のために家族を蔑ろにしてきた男ですが、人生の終わりが近づいた時に男が選んだ道は、危険な仕事で得た大金で、家族との関係を修復することでした。
麻薬密売に絡むギャングや、警察官、家族に対して、語りかける主人公の言葉の一つ一つが、含蓄に富んでいて、
“人生にとって何が一番大切か”をシンプルに伝えてくれる、大変素晴らしい作品です。
良作3本を観て、心の栄養補給ができた最高の1日でした。
全部面白そうだな
今回のは全部当たりだったよ。エーミールの映画レビューにこれらが追加される日が楽しみだよ。