自炊ステーキ
朝は割とのんびり起きて、ぐだぐだして、11時くらいに朝食兼昼食を作りました。
メインは、前日にスーパーで買ってきた大きなステーキ。
フライパンでテキトーに焼いて塩をまぶしただけなのですが、これがビックリするほど美味しかったです。
前日に老舗の名店で食べたステーキにも全然負けていません。
アルゼンチンでは、スーパーで売ってるステーキも最高にうまいということが証明されました。
たったの500円くらいで二枚大きなステーキを食べられるので、コスパも抜群。
たらふく食べて大満足の一日のスタート。
久しぶりのプール
今回宿泊しているマンションの一階には、共用のプールがあります。
この日の午後、ちょうど誰も使っていなかったので、水着に着替えて入ってみることに。
大きくはないですが、水も毎朝取り替えていて清潔感はあるし、木陰になっているので日焼けの心配もさほどなく、安心してのんびり楽しめます。
少しだけですが、泳ぐとやっぱり気持ちのいいものです。
台湾に住んでいた頃は毎朝の水泳が二人の日課でした。水泳を始めてからは、痩せたし免疫力もついて風邪も引かなくなったしいいこと尽くめでした。
旅に出てきて水泳をやらなくなってからは、身体が鈍っているのを実感しています。
次はどこに住むかまだ未定ですが、「プールに通いやすい環境」というのは、僕らにとっては必須条件だと再認識しました。
市内観光
前日は夕飯がてら近所を少し歩き回ったくらいでしたが、この日は有名な観光地を巡ってみました。
世界で二番目に美しい本屋
まず訪れたのは、こちらの本屋さん。「世界で二番目に美しい本屋」といわれています。
元々20世紀前半に劇場として建てられた建築を、今は本屋さんとして使用しているらしいです。
したがって、三階まである建物は、ステージ(カフェスペースになっていました)が見えるように円形の吹き抜けになっていて、そこに本がズラリとならんでいます。
まさに「本の劇場」という感じですごく美しかったです。
店内では、閲覧スペースもあって皆のんびり読書を楽しんでいました。
癒される公園
本屋さんを出て南東に向かって、あてもなく歩きます。
「南米のパリ」と言われる所以がよく分かる美しい街並みです。
しばらく歩くと、広場がありました。
みんな寝そべってお話をしたり、ペットと戯れたりしていて、まさに市民の憩いの場という感じです。
周辺の建築物もヨーロッパのようで美しく、この辺りはとてもいい空気が流れていました。
嬉しかったのは、フロッキーのような犬がいたこと。
ブエノスアイレスではこの犬種が多いのか、他にも何匹か見つけました。
フロッキーに会いたい。
文化遺産のピザ屋
「Güerrin」という、すごく有名なピザ屋さんがこの近くにありました。
ちょうど小腹が空いていたので、入店。
入ってすぐのスペースはテイクアウトと立ち食い専用のスペースになっていて、行列ができていました。
僕らはよくわからずにいると奥のレストランスペースに案内されました。
店内は、かなり歴史を感じる造り。
過去に訪れた有名人の写真などがたくさん飾ってあります。
こういう老舗感は好きです。
ピザはホールでも頼めるし、一切れ単位でもオーダー可能です。
僕らはドリンクと、一切れずつ、アンチョビ、ナポリタン、ファイナ を頼みました。
ファイナはよく分からなかったのですが、1番安いので注文したところ、これはほぼ味無しの生地でした。
店員の若い男性が英語が通じず、しかも注文時にメモも取らないので、ドリンクを二回も間違えて運んできたり、
ピザを催促するまで運んでこなかったりで、なかなかフラストレーションの溜まる時間でした。
味もおいしいけれど、まぁ普通で、評価できる要素は安さくらいです。
後に、創業90年近いこのお店は、文化遺産に登録されていることがわかりました。
それを知って食べたらもっと美味しく感じたのかもしれません。
オベリスクと世界一の大通り
食後は、ブエノスアイレスのシンボルともいえる有名なオベリスクを見に行きました。
日が落ちていたのでライトアップもされていて綺麗でした。
オベリスクの目の前の大通り(7月9日通り)は、「世界一の大通り」とも言われていて、
めちゃくちゃ広いです。
道路の端から端までは100メートル以上あり、16車線も走っていました。
この道路に立ち、オベリスクを真正面に捉えて立っていると、なんだか「成し遂げた感」を感じることができました。
素敵な映画二本
歩き回って脚が疲れたので、バスタブにお湯を張って、入浴しました。
お風呂に入る時はせっかくなので長風呂をする僕らは、この日も映画を観ながら入ることに。
「世界最速のインディアン」
“おじいさんが旅をする作品”という程度の事前知識で観ましたが、同じテーマだった前日みた映画と比べて、この映画は圧倒的に深い作品でした。
夢を抱き続けることの素晴らしさや、一生青春だということを教えてくれた作品です。
エピローグでこの作品が実話だと知り、さらに胸が熱くなりました。
この時点で12時を回っていましたが、魂が燃えたぎっていた僕らは、お風呂から上がると立て続けにもう一本映画を観ました。
「女神の見えざる手」
政治家のロビーイングが舞台のこの作品は、天才キャリアウーマンの主人公と、頭のキレる登場人物たちのテンポのいいやり取りと、スリル満載の展開が、見ていてとても楽しいです。
最後のどんでん返しも衝撃的で、二人ともそのシーンを何度も見返しました。
カッコいい女性の生き様を描いたこの作品は、奥さんには特に刺さったようで、この日からしばらくは、レビューサイトとかでひたすらこの映画のことを調べていました。
この日のハイライトは、ステーキでも観光でもなく、まさかの映画となりました。
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