台湾新生活-Day141(part2)「グリーンピース出産レポ-前半戦-」

病院へ

名前が決まったこの日、朝9時、“小豆”改め“グリーンピース”の出産のために病院に向かいました。

病院には、今日から4日間入院することになります。

ぱっと見、旅行者みたい

手続を済ませて、産科病棟の大部屋に入ったのは、午前10時過ぎでした。

「5人部屋かぁ…」

出産レポ

ここからは、なゆちの壮絶な出産の記録です。

陣痛に耐えながらも一生懸命メモに残してくれていたなゆちの努力に応えるべく、

極力忠実にブログで再現することを心がけています。

表現がリアルになるので、苦手な人はここで見るのをやめて、世界一周ブログのDay1から読み直してください。

10時30分:最初の内診&膣剤注入

10時半に、看護師さんが来て、採尿や点滴用の管を挿入したり、心拍や子宮収縮度を図るNSTの装置のセットなどが完了。

なゆち「頑張りまーす。」

この時に、子宮口の開き具合をチェック(内診1回目)したのですが、まだ数ミリで、

これは少し時間がかかるかも という感じの雰囲気でした。

ユッケ
指5本入らないとスムーズにお産ができないらしいです。

それから間も無く、

子宮頸管用の膣剤を局部に挿入しました。

なゆち
これ、思ったよりもだいぶ痛かったです…乾いたところにグリグリ押し込まれる感じです。

直後に、軽い便意を訴えていましたが、まだまだ何かが始まるという気配はなく、

ご飯を食べたり家族と電話したり、リラックスした時間を過ごしていました。

13時30分:点滴による促進剤

さっきの膣剤は、子宮頸管を柔らかくする薬ですが、

この後13時30分ごろには、陣痛(子宮の収縮)を促す薬(=促進剤)を点滴で注入を開始しました。

この点滴を開始してからは、トイレにも自分一人では行けないので、

以降は、僕が点滴を持って歩いてトイレまでついていくことになりました。

点滴係を任された男

これが直後に悲劇を呼びます。

14時44分:浣腸からの悲劇

“分娩時にうんこが出る” ということはよく耳にします。

よくあることだし、助産師さんも先生もそんなこと織り込み済みだから、気にしないでしちゃえばいい

という先輩ママ達の意見が多いので、そこまで問題視はしていませんでした。

なゆち
これは気にしてもしょうがない!

ただ、それが精神的な壁となって、うまくイキめないと良くないので、

台湾では、陣痛が始まる前に浣腸をして、便を出してスッキリ空っぽにしてから分娩に臨むケースも多いようです。

それを聞いたなゆちは、

なゆち
確かに最近便秘気味だし、先にスッキリするのもいいな。

ということで、

看護師さんにお願いをして、浣腸をしてもらうことに。

僕は目を逸らして、耳でその様子を観察していました。

ユッケ
うわぁ、なんか痛そう〜

看護師さんから、

「すぐに便意が来ると思うけど、薬剤が腸内で便を溶かしてくれるまで15分くらい我慢してください。」

と指示がありました。

しかし、

浣腸を差した直後から

なゆち
ユッケ、今何分経った?

という質問を、便意を必死に堪えながら数十秒ごとにぶつけてくるなゆち。

ユッケ
2分だね。
なゆち
まじか、長いな。15分絶対無理だろ。。

という会話を何度か繰り返した後、

ユッケ
今5分。
なゆち
…………。

その直後、

なゆち
ユッケ、もう無理!

と、大きな声を出したかと思うと、ベッドから飛び上がり、トイレに向かって駆け出しました。

しかし、急なことに驚いた僕は、

点滴台をカーテンに絡めてしまい、大幅なタイムロスをしてしまいました。

なゆち
頼む!早くして!漏れる!!

と、キレながら叫ぶなゆち。

そこからはまるでスローモーションのようでした。

「ユッケ早く!」「ちょっと待って」というやりとりが何度なされたでしょうか。

なんとか絡まりを解除して、一緒にトイレに駆け込むと、

間一髪間に合って、なゆちの便はギリギリのところで全て便器に収まりました。

なゆち
ふー、、よかった。。。

トイレに腰掛けながらふかーく息をつくなゆち。

その傍らで点滴を持ちながら安堵のため息をつく僕。

この光景は、相当滑稽で、その後トイレで二人で爆笑してしまいました。

15分は待てなかったけれど、無事にきちんと腸内の便を全部出してスッキリできたようです。(14時50分の出来事)

16時15分:二度目の内診

うんこレポみたいになってしまったので、気を取り直して。

促進剤の点滴を開始してから2時間半くらいが経過しました。

この頃、NSTで子宮収縮の度合いをチェックすると、127という大きな数字になっていたのですが、

なゆち的には、子宮の収縮は感じられるものの、大きな痛みは感じず

なゆち
これが陣痛だったら、さっきの便耐えてる苦しみの方が100倍きつかったわ。

と話していました。

その直後に行われた二度目の内診では、

「子宮収縮も順調で、子宮口の開きも先ほどより進んで、“半指分”」

と言われました。

なゆち
進んでるって言ってくれてるけど、まだ半指かぁ…先は長いなぁ。そして内診はやっぱり痛い…

この時、「収縮の痛みはそれほど感じない」と言うと、

促進剤の注入の度合をどんどん上げられていきました。

2⇨21

16時35分:破水

なゆち
この感じだと、出産は明日になるかもね。

というなゆちに対して、

ユッケ
気長に待とうよ。小豆もなゆちのお腹が心地いいんだろうね。

と、なゆちが焦らないよう意識しながら、声かけをしていました。

そんな矢先の16時35分、

急に、

なゆち
あれ?多分いま破水した。

と言うので、

なゆちのおしりの下にしてあるお産用シーツを見ると、

ピンク色にびっしょり濡れていました。

そしてなゆちの局部から、止まらずに水が流れて来ているではありませんか。

ユッケ
(これが破水かぁ!!)

ここまで平和だったなゆちの出産が、これを機に一気に加速しました。

そしてここから、なゆちの陣痛との激しい戦いが始まるのです。

グリーンピース誕生の4時間前の出来事(続く)。

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6 件のコメント

      • 今気づいたけど、これウケたわ。

        表現がリアルになるので、苦手な人はここで見るのをやめて、世界一周ブログのDay1から読み直してください。

        • すごろくの「スタートに戻る」みたいな遊び心を取り入れてみた。気づいてくれてありがとうw

  • ラミナリアかな?
    あれめちゃくちゃ痛いんですよ…
    我慢はできる嫌な痛み。笑

    💩!!
    言われてみれば出てもおかしくない!
    してたのかもww
    トイレ前のあたふたはなゆちにキレられてるの想像して笑えましたw

    後半も楽しみですが、無理しないでくださいね!

    (ちなみに、名前がグリーンピースメインなのもうける!親しみありすぎの小豆感!グリーンピース、ちいさいもんなぁ。)

    • 「ラミナリアとかバルーンではないよ!」となゆちが言っていました。
      日本では使ってない薬らしいです。

      💩はマジでヒヤヒヤものでした!
      コメントが励みになって一気に3つブログ更新できました。まじ感謝です!

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