写真は、台湾の朝食の定番「蛋餅(ダンピン)」です。
コテツ帰宅
抜歯手術と3日間の入院を経て、コテツが帰ってきました。
たくさん歯を抜きましたが、このまま歯周病を放置しておくと、鼻や皮膚に影響が出て、もっと大変な事になるので、苦渋の決断でした。
抜いた歯の写真はこちら(←閲覧注意)
肉を噛みちぎる必要がある野生の犬の場合を除いては、歯は殆ど使っていないらしいので、
小粒の餌にして飲み込みやすくしてあげれば、歯がなくなっても生活に支障はないそうです。
慣れるまではコテツにとっては辛い日々で、面倒を見るなゆちの家族にも負担を強いてしまいますが、
とりあえず一安心です。
歯について
今回のコテツの一件は、自分の歯についても考えるいい機会になりました。
歯科検診で明暗くっきり
なゆちの妊娠が発覚したすぐ後に、市が無料で提供する「妊婦歯科検診」を受けました。(旦那である僕も一緒に受けられました。)
その際、なゆちの歯を見た歯医者さんが
「こんなに綺麗な歯は珍しい!全く問題ありません。何か表彰されたこととかありますか?」
と衝撃を受けていました。
一方、その直後に受診した僕は
「あー、まぁ歯並びが悪い割には、よくケアできてますね。虫歯も処置済みですし。」
みたいな感じで、微妙な評価。
なゆちと付き合い出してからは歯に対する意識が高まったものの、
それ以前は、酔っ払った時に歯磨きをしないで寝てしまったり、あまり歯を大事にしない生活を送ってきました。
デンタルフロス最強
僕は八重歯があるだけでなく、下の歯の並びが若干歪なので、普通に歯磨きをしていても、必ず多少の歯石が溜まってしまいます。
ここ数年は、電動歯ブラシに切り替えたり、オイルプルを実践したりと、歯のケアに努めてきた僕ですが、
結局、デンタルフロスが最強 という結論に至りました。
1月に台湾に来た際に、電動歯ブラシを持ってこなかったので、その代わりにデンタルフロスを購入して、
毎食後に隙間の汚れをとる癖をつけました。
すると、それ以降全く歯石がたまらなくなり、歯茎も格段に健やかになりました。
フロスを習慣付けできたのは、ここ数ヶ月の台湾生活の中でも大きな収穫の一つです。
歯の価値
一般の日本人はあまり歯を大切にしないと言われています。
日本予防医学協会の調査では、
【日本人の一般の人が思う価値】
歯1本 約35万円 口の中全部(28本)で、973万円【歯科医師が思う価値は】
歯1本 約104万円 口の中全部(28本)で、2913万円【アメリカ人の一般の人が思う価値】
歯1本500万円、口の中全部(28本)で1億4000万円
らしいです。
海外では歯並びは育ちの良さを表すと言われていて、確かに歯並びの悪い白人は滅多にいません。
そして幼少期に歯科矯正をやっている子供がめちゃくちゃいます。
健康も歯も、損なってからその価値に気づくのでは遅いし、取り返しはつきません。
目の前に500万円があったらそれは大切に保護するのに、それが歯一本だと、ついついケアを怠けてしまうというのは、よくありません。
歯並びが悪いと、虫歯にもなりやすいし、国際舞台で活躍するためには歯並びで「あ、この人だめだな」と思われかねない ということで、
小豆の歯のケアには十分に努めたいと思います。
そして僕自身も、チャームポイントだと思っていた八重歯の矯正も、今更ながらやってみようかなと思えてきました。
マタニティブルーズ
昨晩なゆちから、こちらの動画が送られてきました。
なんの気なしに再生してみたけど、とても勉強になる内容で、色々と考えさせられました。
動画で紹介されている「マタニティブルーズ」というのは、
産後ホルモンの変化によって、数ヶ月間に渡って母体に生じる精神的な不安定さ。
子供を産んで幸せなのにも関わらず、なぜか落ち込んで涙が出てしまったり、旦那さんや家族に対してカッとしてしまうこと、そんな自分に嫌悪を感じてしまうことが主な症状。
動画主のHISAKOさんによる、ホルモンの異常は、天災と同じで人間の力ではどうにも太刀打ちできない という表現がとてもしっくりきました。
確かに、友人とかからも「子供産んだ瞬間に、俺に対して冷たくなった」とかそういう話はよく聞きます。
ただ、それがこのマタニティブルーズによる一時的なものである
ということを周囲が理解してあげることが大切で、
それを知らずに「君はなんて理不尽なんだ!」とか言ってしまうと、ママは更に傷つき、産後鬱とかのより重い症状に陥るとのこと。
もっと寄り添う
今回、出産前にこの動画を通してマタニティブルーズについて知ることができたのは、僕にとって大きなことです。
産後なゆちが理不尽なことを言っても
(あ、マタニティブルーズなんだ)と察して、
反応せずに、優しく受け止めて、自分にできるサポートを精一杯やろうと思います。
この他にも、この動画をみていて、
「母は色んなことを抱えているんだ」
ということに改めて気付かされました。
僕は出産関連のことはなゆちに任せっきりにしてしまっている節があり、
こういう動画も、「なゆちがちゃんと見て勉強してくれてるから大丈夫」と思って、
自分から積極的に見ようとはしてきませんでした。
今回、こうした自らの姿勢を根本から見直すいい契機になりました。
自分の体には変化はないし、なゆちが元気にしていればなんとなく安心してしまって、
今彼女が命懸けのプロジェクトに挑んでいるということをついつい忘れてしまいがちです。
応援したり祈ったりするだけではなく、人生の伴侶として、生まれてくる子供の親として、「一緒に挑むんだ!」と改めて覚悟した夜でした。