役所からの電話
国外から入国して2週間の隔離対象者になると、
入国した当日か翌日に、滞在先住所の管轄区役所から電話がかかってきます。
本人確認の後、体調のチェック、隔離生活中の注意点などの説明を受けるのです。
昨日は午後イチで、なゆちの携帯に電話がかかってきました。
意気揚々と電話に出たなゆちでしたが、
次第にその表情が曇っていきます。
通常は1、2分で終わるはずの電話ですが、10分ほど話し込んでいる様子
電話を終えると、
悪い予想は的中。
ルールはルール
僕らが暮らしているこの家は、
事前に大家さんとも確認して
“隔離対象施設としての要件を満たしている” ということだったので
安心して入居したのですが、
どうやら、隔離施設に求められる要件は日々刻々と厳格化しているらしく、
この住所では隔離対象者の受け入れはNGとなったとのこと。
直後に、大家さんから
「申し訳ない…ルールの変更を知らなかった。今日の17時までに隔離ホテルに移動してほしい」
と連絡が入りました。
心が折れそうになりましたが、ルールはルールだし、
文句を言っても仕方がないので、さっさとホテル探しをすることに。
2週間の別れ
当日予約可能な隔離ホテル探しは中々難航しましたが、
無事、隣の新北市にあるホテルでの受け入れが決定しました。
衛生局からは「妊婦なのでご主人も一緒に入居可です。」と伺っていましたが、
ホテルに確認したところ
値段が倍になってしまうとのことだったので、
話し合った結果、今回はなゆちだけが隔離ホテルに入居することにしました。
大家さんからお詫びとして「2週間分の家賃は無料にする」という申し出があったので、
僕はこの家に残り、なゆちは隔離を終えたらまたここに戻ってきて二人で生活します。
こうして夕方5時、なゆちはなぜかノリノリで旅立っていきました。
隔離ホテル
午後6時、ホテルに到着してチェックアウトを済ませたなゆちから、
快適そうなホテルの写真が送られてきました。
ただ、夕飯のお米が口に合わなかったらしく
夜はずっと消化不良で苦しんでいました。
僕は再び一人暮らしが再開。
一人で寂しいので、花金ということもあって、嶋田さんからもらったKAVALANをついに開封。
めちゃくちゃおいしかったです。
なゆちとは離れ離れになってしまったけれど、
快適そうなホテルに無事に移動できて僕も一安心だし、
僕は2週間、無料でこの部屋に住めるので、一周回ってハッピーな結末となりました。
KAVALANを飲みながら「進撃の巨人」を読んで、幸せな花金を過ごしました。
そんなことがあったんですね。
道理でKAVALAN開けたわけですね!笑
そういうわけです!
しかし本当に美味しくて、今日も1杯いただきました。