台湾新生活-Day36「台湾のトイレ事情」

台湾生活の難点:トイレとシャワー

台湾生活で、僕が唯一満足していないのが、トイレとシャワーです。

どこがよろしくないのか、紹介します。

①ウォシュレットなし

高級ホテルや最新のマンションを除いて、

ウォシュレットがついているトイレはほとんどありません。

これは、ウォシュレット生活に慣れている日本人には結構きついです。

ただ、これは台湾に限ったことではなく、日本から一歩外に出れば一律こんな状況なので仕方がありません。

トイレ大国日本に生まれて幸せだと思います。

②トイレットペーパーを流せない

これも、海外あるあるですが、

水圧の関係で、トイレットペーパーを流せないトイレが多いです。

最近はかなり改善されてきていますが、

少し古い建物のトイレに入れば

決まって「トイレットペーパーを流さないでください」

という張り紙があります。

ゴミ箱

「じゃあどうするの?」と戸惑いますが、

こういう場合は、便器の脇にゴミ箱があり、

お尻を拭いた後のティッシュをそこに投げ入れます。

ゴミ箱の中の汚れたティッシュが目に入ると吐きそうになるので、

僕はこの手の公衆トイレは、よほどの緊急時以外は使いません。

③シャワーとの距離感

加えて気になるのが、シャワーとの異常な距離感です。

僕が今住んでいる部屋もそうなのですが、便器とシャワーの間にほぼ距離がなく、

シャワーを浴びると便座がビシャビシャになること不可避です。

なぜ、、、

トイレ掃除はしやすいし、うんこしながらシャワーを浴びたい人にとっては最高かもしれません。

ただ、「風呂場は綺麗な場所、トイレは汚い場所」という感覚を持っている日本人にとっては、違和感をおぼえるポイントです。

風呂場をトイレ並に汚い場所と捉えているのか、逆にトイレを風呂場並に清潔な場所だと捉えているのか、

文化の違いを思い知らされる代表例です。

④バスタブは稀

温暖な国で、風呂に浸かる習慣がそこまでないこともあり、

バスタブがない部屋が多いです。

最近は増えてきていますが、それでも

新しくて広くて良い家なのに、バスタブはない

みたいなケースもよくあります。

僕なりの対応策

以上、台湾トイレの残念なポイントを述べてきました。

浴槽とウォシュレット付で、トイレと浴室の間にちゃんと仕切りがある部屋を選ぶと、上記全ての問題点を解決できますが、

そういう部屋はあまり多くないし、外国人向けのマンションで家賃も相当高くなります。

そこで僕が編み出した、それぞれの課題に対する対応策を紹介します。

①携帯ウォシュレット

これは、2012年に初めて台湾を訪れる際に日本で購入したアイテムです。

台湾でウォシュレットがついていない部屋に住む時は大活躍です。

世界一周に安心して行けたのも、これがあったおかげです。

世界一周で活躍したアイテムのTOP3に入ります。

普通のウォシュレットよりも命中率が高いし、

何より自分だけのもので衛生的なので、

外出先でトイレにウォシュレットが備わっていても、これを使うことが多いです。

②我慢

トイレットペーパーを流せない問題については、

上述の通り、「そういうトイレには行かない」というのが一番の解決策ですが、

やむをえず行くことになったときは、

ゴミ箱の中身を絶対に見ないようにするのと、鼻の息を止めて我慢するしかありません。

③家のシャワーを使わない

シャワーを使うとトイレがビショビショになってしまうので、

僕は家ではシャワーを使わないことにしています。

代わりに、毎日ジムに通っています。

「シャワー浴びたいからジム行こう」という風に、

ジム通いを継続できるモチベーションにもなるし、

家のトイレを乾燥した状態でキープできるので、最高です。

僕は引っ越して来てから1ヶ月になりますが、

未だに1度も家ではシャワーを浴びていません。

④朝イチでジムにいく

家に浴槽がない問題も、ジムに行けば解決です。

ジムには大きなお風呂もあるので

毎日じっくりお湯に浸かることができます。

ジムのプールやお風呂は、衛生面が気になりますが、

朝イチで行けば、綺麗な一番風呂を楽しめるので、

「早起きしてジムに行こう」というモチベーションにもなるので、一石二鳥です。

辛い別れ

以上で紹介した対応策を講じて、快適に生活してきたわけですが、

長年の相棒、携帯ウォシュレット君に、ついに寿命が訪れてしまいました。

発射ボタンを押しても全く水が出てきません。

電池を取り替えてもダメ。

約10年間、世界中のあちこちで活躍してくれたこの子ともついにお別れのようです。

本当にご苦労様でした。そしてありがとう。

物は使いよう

代替機も台湾ではなかなか手に入りづらいので、

ユッケ
当面ウォシュレットがない生活に耐えないとなぁ…

と落ち込みながら用を足していたところ、

目の前のシャワーが目に入りました。

ユッケ
あれ?これ使えるんじゃね?

と思いついた僕、

シャワーを手にとってお尻付近にセットして、水を噴射してみました。

すると、これがなかなか良い感じで、思ったよりも周りを濡らすことなく

綺麗にお尻を洗浄することができました。

欠点だと思っていた、このシャワーとの距離感が、こんな形で役に立つとは、

まさに“物は使いよう”だということを実感させられました。

まだまだ命中率など改善の余地はありますが、十分にウォシュレットとしての役割を果たせそうだし、

活躍の機会がなかった我が家のシャワーに、晴れ舞台を用意することができて満足。

辛い別れがあれば素敵も出会いもある、トイレを通して実感した今日この頃です。

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8 件のコメント

  • 別れと出合いをまさかのトイレで例える人は多分祐介しかいないんぢゃない🤣まぁ、そゆの嫌いじゃないけど😅

    • 最後良い感じでまとめたな という渾身の表現だっただけに、そこに注目してもらえて嬉しいよ😆

  • 知らないトイレ事情を、楽しく読ませて頂きましたが、この仕様は軽い潔癖にはつらいです。

    • はる丸パパがこのトイレを見て「俺無理😓」て言ってる姿が容易に想像できます。
      僕も軽い潔癖なので、当初はだいぶストレスでした。

  • 私は台湾滞在最終日に何か思い出に残ることをしたくて、ウォシュレットを生まれて初めて使ってみました。
    ウォシュレットデビューが不安不安で、友人とlineチャットしながら卒業しました。
    場所は台北の三井ガーデンホテルです。ありがとう三井。

    • 場所まで丁寧に教えてくれたおかげで、昨日「三井ガーデンホテルに泊まってます」と連絡をくれた人に
      「おー、そこウォシュレットありますよね!」という、常連じみた返しができました。

      というか、これまで使ったことなかったことに驚いて、なゆちに「かねこちゃんウォシュレット使ったことなかったらしいよ!」て伝えたら
      「え、私もないよ」て返されました。 僕には信じられません。。
      とにかくデビューおめでとうございます。もう抜け出せなくなっているはずです。

  • 二回目の台湾にして、はじめてトイレシャワーのところに宿泊しました。初めは、そのシャワーでお尻を洗うのかと思っていたのですが、コンビニとかにあるようなコンパクトなものではないので、ゆるいものなら、シャワーヘッドを汚してしまうのでは?と思い、愛用の携帯用ウォシュレットで洗浄していました。あと一泊する予定なのでやってみます!吉と出るか、今日と出るか、、、。台湾、芸術的、美味しい、安いで、とても素敵なのですが、トイレが見つからない、並ぶ、漏れそうになるを何回か繰り返しており、ぼくの課題です。

    • 3年前の投稿にコメントがついて、喜んでおります。ありがとうございます。
      僕自身も久しぶりにこの投稿を見て、「あ、そういえばシャワーをこんな使い方してたなw」と懐かしい気持ちになりました。

      シャワーの方は上手に命中できたのでしょうか?慣れるまではなかなか難しいですよね。
      やはり海外では携帯ウォシュレットが一番ですね!僕も2台目を購入しました。

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