【世界一周】Day292(part2)🇳🇿オークランド空港「コロナ影響下の国際線搭乗」

なゆち
前回の続きです。

静かな国際線ターミナル

出国手続まで

クライストチャーチからオークランドに到着したのが、夜9時。

国内線のターミナルから国際線ターミナルまで移動します。

平時は連絡バスが運行していますが、国際線の利用客が少ないためか、運休していたので、

約1キロの道のりを歩いて(なゆちは走って)向かいます。

国際線ターミナルに到着すると、そこにはほとんど人の気配がありません。

「うわー、誰もいない…」

夜遅いこともあり、掲示板に表示されている便も、僕らの搭乗予定便を含めて3つしかありませんでした。

既にチェックインは終えているので、直接保安検査場に向かいます。

数えるくらいしか人がいないので、一切並ばずに出国手続きを終えました。

寂しい出発ロビー

出発ロビーは、免税店やレストラン、ラウンジがあって搭乗前に一番ワクワクする場所。

しかし、コロナの影響でほぼ全てのお店が閉ざされていました。

ラウンジも利用不可。

3月に入国した時には、あんなに賑わっていたのが嘘のような静けさ。

同じ場所とは思えません。

ユッケ
なんだか閉館後のターミナルに取り残された気分です。

トイレも、使用された形跡がほとんどなく、完全に貸し切りでした。

唯一営業している薬局

唯一営業をしているお店があったので、入ってみます。

中華系の店員さんが、一人でヒマそうにしていました。

話を聞くと、このお店は薬局なので、エッセンシャルワーク(必要業種)としてコロナ禍でも営業を継続している

とのこと。

お客さんが来ず、在庫が売れ残っているため、全ての商品が値下げして売り出されていました。

薬局なので、スーパーでは取り扱えないような高濃度のマヌカハニーも販売しています。

興味を持って話を聞いていると、マヌカハニーをたくさん試食させてくれました。

「誰も来ないから試供品も減らなくてね」

と嘆いていました。

気に入ったマヌカハニーを1瓶購入すると、サービスでハンドクリームやチョコレートもつけてくれました。

薬局の店員さん

そのあとは、搭乗時間ギリギリまで、彼の身の上話を聞きました。

中国で国家公務員兼弁護士として活躍していた彼は、奥さんの強い願望もあり、二人で数年前にニュージーランドに移住。

奥さんは兼ねてから興味のあった教育関連の仕事に就くも、

彼自身は中国の弁護士資格はニュージーランドでは使えず、希望していた職種に就くことができず

こうして空港で販売員として働いている

と教えてくれました。

ニュージーランドに来てよかったかと尋ねると、「どうだろうね…」と話していました。

“まず住みたい国を見つけて、そこでどんな仕事でも頑張ろう”

というアプローチは、僕らと共通しているので、

色々と考えさせられました。

別れ際、

「長時間のフライトになるから、乗る前にこれで洗顔と保湿していきなよ」

と、試供品もプレゼントしてもらいました。

「いい人だったね」

搭乗ゲートへ

洗顔と保湿を終えて、搭乗ゲートへ。

ここまで国際線ターミナルでは数人しか見ていないので、

「この感じだと、飛行機はほぼ貸し切りだろうな」

と話しながら、意気揚々と向かいます。

まさかの人混み

僕らの予想に反して、ゲートにはたくさんの人がいて、搭乗に控えているではありませんか。

うわぁ…
なゆち
え?この人たちどこにいたの?

どうやら、彼らは別の国際線からの乗り継ぎ客。

オークランド到着後、ゲートの外には出ないで、乗り継ぎ便を待っていたようです。

ここで、

“どこの国から来たかわからない人たちと、密の環境になる”

ということに対する危機感が高まります。

マスクや、帽子に加えて、最終兵器のカッパを装備して、完全なウイルス対策をしてから

搭乗口に並びました。

準備万全

メディカルチェック

搭乗までは、通常以上に時間がかかりました。

それは、直前に2段階のメディカルチェックが行われるためです。

1つ目は、

口頭でいくつか質問がなされます。

  • 体調は良好か
  • 感染者と接触はあったか

という内容でした。

2つ目は、

別の担当者がおでこで検温をします。

何事もなかったので、満を持して機内へ。

いざ、フライト

コロナに対する警戒心と、久しぶりの国際線へのワクワクが入り混じった気持ちで機内へ。

今回のチケットは、世界一周航空券とは別に、臨時で手配したものなので、エコノミークラスです。

結構混んでいましたが、僕らは3人がけのシートに、2人で座って、広く使えました。

また、密を避ける配慮か、真ん中の列は、全席空席にしてありました。

「これならカッパ要らないね」

アナウンスで、「機内は全て消毒してあるので、タッチパネルも安心してお使いください。」と案内があったあと、

いざ離陸。

なゆち
いよいよNZともお別れか…

機内のサービスは通常通りで、機内食も飲み物も普通に振る舞われます。

唯一、マスクが全員に配られて、皆食事中以外はマスクを着用していました。

他の国から来た人達と一緒に搭乗することへの不安はありますが、

比較的距離は離れているし、マスクもしているし、持参した消毒液でこまめに消毒もできたので

安心してフライトを楽しむことができました。

10時間超のフライトなので、

映画を見て、食事を食べてお酒を飲んだあとは、お互いぐっすり。

起きてからは朝食を食べてしばらく機内からの景色を楽しみます。

こうして、約10ヶ月ぶりに、アジアに帰って来ました。

なゆち
到着後のレポは次回のブログで紹介します。
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