【世界一周】Day269🇳🇿モエラキ〜ワイピアタ「山間の小さな町で」

朝のトラブル

海辺の朝は寒かったので、早々にエンジンをかけて

「いざ出発!」とアクセルを踏み込んだ瞬間、

嫌な感覚が…

ユッケ
やば、スリップしてる。。。

後輪が、深い砂にはまって空回りをしていました。

なゆち
人目につかない奥に無理やり入り込んで停めたのが災いしたようです…
「うわぁ…」

つい先日、滑って坂道発進ができなくなったばかり。

その時と全く同じように嫌な音、嫌な臭いをあげるタイヤ。

絶望しかけましたが

なゆち
絶対になんとかなる!!

というなゆちの力強い言葉に奮起。

「頑張ろう!」

幸いネットの電波があったので、「板などをタイヤの下に敷くといい」という情報を入手。

周辺に板はありませんでしたが、代わりに大小様々な木の枝を後輪の下に敷いて前身と後進を少しづつ繰り返します。

そうこう奮闘すること約15分、

ようやく深い砂浜を抜けて進み出しました。

「ふぅ」
現場

トラブルを経験してばかりで情けないですが、

今回は二人で協力して誰の力も借りずに危機を脱却できたことに、成長を感じました。

「成長したね!」

色々不安になる展開

朝から一仕事終えた感で、快適にドライブ開始。

モエラキ から、北西方向に峠を登り、「ワイピアタ」という山間の田舎街の無料キャンプ場に向かいます。

快晴でノリノリで運転していましたが、

標高が上がるにつれて、次第に路肩に雪が目立ち始めました。

トラブル直後ということもあって、路面凍結に対する不安が募ります。

幸い、前後を走る車がほとんどいなかったので、自分のペースで

十分に減速しながら進みます。

丘の上にあるワイピアタの町に到着する直前は、霧で視界も悪くなりましたが、

「本当にキャンプ場あるのかな…」

無事に目的地に到着。

キャンプ場を紹介するアプリの口コミだけを頼りにやってきましたが、

そこは霧が充満するだだっ広いグラウンド。

「水洗トイレがある」と聞いていましたが、それも冬場は閉鎖中。

他のキャンパーもいないし、色々不安になる展開です。

ユッケ
ここ泊まって大丈夫???

まさかの電気

そんな不安を抱かせるキャンプ場の片隅に、共有のダイニングスペースと思しきキャビンがありました。

ただ、当分使われていない様子。

水を求めてこの建物に近づいていった

なゆちから、

なゆち
水道は止まってるけど、ちゃんと入れるし、電気つくし、コンセントも挿せるよ!

と報告が。

もしやと思って、車からリビ子を持っていき、つないでみると、

無事に起動するではありませんか。

寒くて孤独なキャンプ場、リビ子が使えるというだけで急に世界が明るくなった気分です。

他のキャンパーはいないので、僕たちだけのプライベートキャビンのような感覚で、

トースターを持ち込んでパンを焼いたり、

車のキッチンで焼いたバナナやリンゴを食べたり、

この快適な環境でのんびり過ごしました。

田舎のパブ

気持ちに余裕が出てきたので、歩いて周辺を散歩してみることに。

なゆちは、キャビンで動画編集をしながらお留守番。

「行ってらっしゃーい」

午後になり太陽光にてらされ、さっきまで霧がかかっていた周辺エリアにも、ぽつぽつと建物があるのがみて取れます。

3分ほど歩くとすぐに一件のホテル兼パブを発見。

中に入ると、すごく暖かくて、いい雰囲気。

女性店員と、昼から酒を煽っている常連客だけがいました。

この雰囲気、絶対なゆちが気に入るな、と思ったので、走って呼びに行きます。

なゆち
映画に出てきそうなパブ!待ってました!

二人揃ってから、大好きなフィッシュ&チップスを注文。

薪ストーブとフィッシュ&チップスの組み合わせ
「最高です」

味もいいし、値段も9ドルと、かなり良心的。

WiFiも繋がる超快適な空間でのんびり温まり、気分も最高によくなったので生ビールも注文。

「クゥーッ」

美味しかったですが、これは15ドル、とかなり高めでした。

最初は、全然人が入っておらず、

ユッケ
こんな田舎で飲食店やって儲からないだろな。

と、心配していたのですが、

3時過ぎから、平日にもかかわらず、次々とお客さんがやってきて、気づけばほぼ満席。

「心配は要らなかったね。」

地元の人たちが集まって楽しくビールを飲む様子を見ていると、こちらも楽しくなってきます。

職人の手

長居し過ぎるわけにもいかないので、まだ日が落ちる前にキャンプ場に帰りました。

夜のキッチン兼暖炉として、小さな火を起こそうとするも、

周辺に落ちてる木の枝やまつぼっくりが湿っていていい火はつきませんでした。

「あれ?あれ〜?」

諦めてなゆちが車内で温かスープを作ってくれました。

久々登場“日清の深み”

寒い夜にピッタリの食事で幸せな車内。

「温まるねぇ」
デザートは焼きバナナ(この日何本目?)

シャワーがないので、身体を拭き拭きして早めに眠りにつきました。

いくら拭いても連日の焚き火で染み込んだ手の汚れは落ちませんでした。

ユッケ
職人の手みたいで気に入っています。
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2 件のコメント

  • 6月始めに藤島で、「祐介たちNZでキャンピングカーで旅してる」って話したら、お父もお母も祐介の運転を心配してたょw
    ガチトラブルから色々ありますが、充実してる証拠だね😋
    引き続き運転もコロナも気をつけて旅してください🍀

    手がジジみたぃで、「ジジは職人だったのか!」と思ったところだょ🤣

    • コメントありがとう!
      俺をよく知る人は皆運転を心配するよね😆
      トラブルはちょくちょく起きてるけど、無事故で頑張ってます。
      手は、俺も「ジジみたいだなぁ」と思ってた。

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