【世界一周】Day263🇳🇿アオラキ2日目「霊峰マウントクックに挑む」

マウントクック登山

この日はマウントクックのいくつかあるハイキングコースのうち、

氷河が削り通り過ぎた後の切り立った岩壁を、往復3時間半かけて歩く「セアリーターンウォーク」に挑戦することに。

幸いにも雲ひとつない快晴、気持ちが高まります。

持病の関節痛を抱えるジェラルドは車でお休みし、アナを連れて三人で朝8時にスタート。

「アナ、頑張ろうね!」

スローペース

傾斜は比較的急ですが、階段が整備されているので、安心して進むことができます。

ただ、60歳近いアナにとってはかなり骨の折れるハイキングだったようで、

「ふぅ…」

歩き(3):休み(7) くらいのペースで、かなりゆっくり登っていきます。

「よっこらしょ」
ユッケ
(この調子だとかなり時間かかりそうだな…)
ぺたん

そして、歩き始めてから30分ほど。

アナは離脱して帰還することに。

「さぁ、お行きなさい。」

僕たちは、「雨のワイナピチュに比べたら余裕!」と自分たちを鼓舞しながら上へ上へ進みます。

途中足を止めて下を見ると、綺麗な氷河湖が朝日に照らされていてとても美しかったです。

「おぉ!!」

麓のキャンプ場に停めてある自分たちの車が上から見えると

「ジェラルドはあの中で寝てるんだろうな」

と話したりしました。

2時間ほどで小さな湖に着きました。

「お、凍ってる。」
「これなら立てちゃうね!」

その近くにはベンチとテーブルもあり、休憩できるスポットになっていました。

「少し休むか」
バナナを食べて栄養補給

ちなみに、寒さ対策と水分補給をかねて、お腹に湯たんぽを忍ばせてきましたが、これが役に立ちました。

まさかのコースオーバー

少し息抜きした後、さらに上に進もうとすると、一転してかなり危険な感じの足場になってきました。

階段もなし

雪もあるので、滑らないよう、手も使いながら進見ます。

なゆちの本気に火を付けるコース
秋田の山奥出身の意地

気合で登り続けて1時間。

見晴らしのいい場所に到着するも、「まだまだ上があるなぁ」と思って一休みしていると、

後から追いついて来たガチ登山家っぽい男性二人から

「君たちはどこまでいくんだい?」

と聞かれたので、

「セアリーターンコースです。」と答えると

それは、さっきの湖のある場所だよ。それより先は“ミューラーハットコース”といって、危険も伴うコースに入っているんだよ」

と教えてくれました。

つまり、ぼくらは引き返し地点に到着したことに気がつかず、その先のガチ登山コースを1時間も登って来てしまっていたということです。

ユッケ
通りでキツいわけだ…

というわけで、そこで写真を撮って即引き返すことにしました。

「正直まだ行けたけどね」

温かいスープ

帰り道は若干足がガクガクになりながらも、登りに比べると比較的楽に帰ってこれました。

「私はショートカットするけど、ユッケはゆっくりおいで」

麓に戻ってきたのは、出発から6時間経った午後2時半。

ジェラルド達に無事の帰還を報告すると、

「疲れただろう、上がって暖まりなさい」

と、温かいスープで出迎えてくれました。

なゆち
登山後の一杯は至福です。

スープで暖まったのち、おやつを食べながら、

ボードゲームやおしゃべりを楽しんでのんびり疲れを取りました。

「俺が若い時は一番上まで登ったんだ」

二夜連続サーモン

日が暮れたのち、少しだけ運転して湖の見える無料のキャンパーサイトへ移動し、

ここで夜を過ごすことに。

到着するとすぐに

「もう一枚のサーモンを食べようか。」

とジェラルド。

この日は、ジェラルドに代わってなゆちがサーモンを切ります。

2日目にして早くも車のどこに何があるかを概ね把握したなゆち。

あちこちから食材を取り出して、手際よくサラダも準備して、贅沢な夕飯が完成。

「いただきます」

2日連続でも全く飽きない、最高品質のサーモンに皆んなで舌鼓を打ちます。

「Honestly, SUPREME!!(まじで最高だ!!)」

食後は、恒例のボードゲーム。

アナが時折ルールを無視してプレーしていることに気がついてしまいましたが、相変わらず楽しかったです。

しかし、さすがに朝からガチハイキングをして疲れていたせいか、9時前にもかかわらず眠気が襲ってきました。

寝る前になゆちはジェラルドの車のシャワーを借りました。

なゆち
小さいけれど快適なシャワーでした。

僕はサボったのでこれで3日間風呂なしです。

ユッケ
明日はホリデーパークに泊まってシャワー浴びます。
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2 件のコメント

  • なゆち様が片足をあげられるポーズを拝見するに、
    上半身と下半身の長さがほぼ同じとお見受けし、感激致しました。

    • 本人よろこんでおります。
      写真では身長の低さが目立たないのはその比率故かもしれないですな。

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