【世界一周】Day261🇳🇿トワイゼル2日目「この旅一番の面白展開」

守られてる朝

朝目を覚ますと心地よい日差しが天井から差し込んできました。

これは絶好のハイキング日和になりそう

ということで、早めに行動開始。

朝食を済ませて、10時過ぎにチェックアウトして出発。

ここから数日は、ニュージーランドを代表する山「マウントクック」周辺で寝泊りし

ハイキングを楽しむ予定でした

が、

まさかあんな展開になるとは(笑)

思い入れのあるプカキ湖

出発してまず向かったのはトワイゼルのスーパー。

マウントクック 周辺にはスーパーがないので、当面の食料を買い込みます。

「ここのヌテラは高いね。」

そこから車を北に進めること20分ほどで、プカキ湖が見えてきました。

僕らがリーマントラベラーさんの動画に出演させてもらった際の、サムネイル画像を撮ったのがこの湖。

「懐かしいねぇ…」

思い入れがある湖だし、改めてとても美しいと思ったので、

ビューポイントで一旦車を停めて、湖を眺めながらコーヒーを飲むことにしました。

ご夫婦との出会い

なゆちがMOCAでコーヒーを準備している間、

僕は湖を撮影したり、ふらふら歩き回っていました。

準備をするなゆち

すると、一台の大きなキャンピングカーが、ビューポイントにやってきました。

車から出てきたのは、ご夫婦。

ユッケ
老後のキャンピングカー旅なんて、お洒落だなぁ

と微笑ましく見ていると、

こちらにどんどん近づいてきました。

声が届く距離まできたので、挨拶を交わすと、

「マウントクック に行くなら、今日はこれから天気が荒れるから、明日以降にした方がいいぞ。」

と、男性(お爺さん)がアドバイスをくれました。

それから

「そのキャンピングカーのレイアウト、見せてくれよ」

と言い、僕らのキャンピングカーを興味深く覗き込むお爺さん。

「寝る場所が上にあるのがいいなぁ。二人ならこのサイズで十分だな。」

僕らも、二人のキャンピングカーに大変興味があったので、

「そちらのお車はレンタカーですか?ご自身のものですか?」

と尋ねると、

「自分で買って、カスタマイズもしたんだ。見にくるかい?」

と、願ってもない展開に。

ジェラルドのキャンピングカー

クライストチャーチ に住むこちらのお爺さんは、ブラジルから移民して50年近くなる、ジェラルド。

奥さんも同じくブラジル出身のアナ。

「これが俺の車だ」

ジェラルドが60歳で退職してから、二人は出会い、

ここ16年は、家とキャンピングカー、半々くらいの割合で暮らしているそうです。

そんなお二人のキャンピングカーは、昨日見た男性3人組のキャンピングカーよりも更に一回り大きく、

「いいだろう?」

内部は、生活感が溢れていて、まさに家。

ご自慢の設備を、丁寧に解説してくれるジェラルド。

なゆち
こんな老後って本当に素敵だなぁ。

などと感激していると、この後さらに面白い展開が待っていました。

コーヒーとボードゲーム

「座ってコーヒーでも飲んでいきなよ」

そういうと、おもむろに、豆とモカを取り出して、

「いい匂いだろ?」

熟練の手つきでコーヒーを用意してくれたジェラルド。

お言葉に甘えて席につく僕ら。

そこからは、あれも食べなよ、これも食べなよ

と次々と色々提供してくれる二人。

なゆち
自分のお爺ちゃんお婆ちゃんの家に遊びに来たときのような感覚です。

30万ほどする大金をはたいて取付けしたという、ディーゼルヒーターのおかげで、外部電源がない環境でも車内は常にポカポカ。

居心地がいい環境で、完全に孫キャラに甘んじる僕らに対して、

ジェラルドが次に持ち出したのはこちら。

「これやろうぜ」

ボードゲーム好きの僕たちにとっては、これは超アツい展開。

初めてやるゲームでしたが、ルールを教えてもらいながら早速スタート。

コーヒーと、おやつを食べながら、昼下がりのゲームタイムを楽しみます。

ゲームを始めて少しすると、天気が荒れてきました。

「これは、もう外に出るのは得策ではないし、しばらく車内で遊んでいよう」

ということに。

ルールを覚えた僕たちは、次第にジェラルド達を圧倒し始めます。

負けず嫌いのジェラルド。

負けると、

「もう一回やろうぜ」

と繰り返し何度も挑んできます。

「ルール教えなきゃよかったぜ」

夕飯をいただく

ゲームは白熱し、気がついたら日が暮れていました。

「ここは泊まっちゃいけない場所だから、近くの無料キャンプ場に場所を変えよう」

ということで、二台縦に並んで30分ほど移動。

到着すると、

「もう今日は運転しないし、ビールでも飲みなよ」

と、ギネスビールを注いでくれたジェラルド。

ご自身はお酒を控えているということで、僕だけありがたくいただくことに。

夜になると、

「オムレツを作ってやるから、3人はゲームを続けてなさい」

と、ジェラルドはキッチンへ向かいます。

車内には色んな食材のストックがあり、それらを手際良く取り出して、

あっという間に熟練のキャンプ飯が完成。

めちゃくちゃ美味しそう…
「いただきます。」

健康に配慮した柔らかくてカラフルで優しいオムレツ。深みもあって、熱々で本当においしかったです。

食後は、眠くなるまで、ゲームをしたりおしゃべりをしたり、のんびり4人の時間を楽しみました。

率先して食器洗い
ビールは2本目
別のゲームにも挑戦

寝るときに、自分たちの車に戻ろうとすると、

星が綺麗に輝いていました。

ひょんなことからご夫婦の車で丸一日一緒に過ごすことになったこの展開は、

僕らの旅史上、一番の面白展開だと言えるでしょう。

ユッケ
明日は一緒にマウントクックに行きます。
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4 件のコメント

  • 無知of無知なんですが、
    キャンピングカーの水道とかトイレとかの排水ってどうするんですか

    • それ、ぼくも乗る前まですごく気になってました。
      汚水タンクに水が溜まっていって、満タンになったらそれを専用のホースでダンプステーションに流すんです。
      ホースをつけてカチッとレバーを引くだけなので簡単です。→今度ブログでも紹介しますね
      ただ、これは普通の生活汚水の話で、トイレなどの下水は別のタンクに溜まって、それはタンクを取り外して下水専用のダンプステーションに流すのですが、これは抵抗あるので、ぼくらはトイレはまだ一度も使ったことありません。

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