これぞキャンプ
氷河地帯であるミルフォードサウンド近くのキャンプ場なので、朝はグンと冷え込みます。
また、電力の外部供給がないので、リビ子が使えず、めちゃくちゃ寒いです。
やっとのことで布団から出て、真っ先に車のエンジンをかけ、まずは車内を温めることに。
ある程度暖まったタイミングでなゆちを起こし、朝食タイム。
前夜に続いて、チーズとじゃがいものカリカリ焼き、そしてベーコンエッグトーストをいただきます。
水、電気、ガス、すべてに限りがある中、節約しながら作った朝ごはん
「これぞキャンプ」という感じでとても幸せ。
チーズがとろける〜
食べ終えると、身体がポカポカしてきました。
外は寒いけど、天気は快晴で、素晴らしい一日になる予感。
ドキドキのドライブ
ミルフォードサウンドのクルーズは11時からなので、余裕をもって9時にキャンプ場を出ます。
約1時間のドライブですが、勾配の険しい山道であり、
かつ、朝は路面が凍結しているので、かなり慎重な走りが要求されます。
幸い、後続車両がほとんどいなかったので、自分たちのペースでゆっくりと走ることができました。
それでも、もうすぐ到着というところで、少し気が緩んでしまったためか、
一度思い切りハンドルを取られてしまいました。
初めての体験だったので、かなりヒヤヒヤしました。
ちなみに、ガソリンスタンドはありませんでした。
山道の途中にあるロッジで緊急給油ができるような案内は見かけましたが、
おそらく高額だろうし、確実にできるとも限らないので、
昨夜テアナウまで戻って補充しておいてよかったです。
ミルフォードサウンドクルーズ
クルーズ用のターミナルには、数社のクルーズ専用会社の窓口と、デックには10隻ほどの船がスタンバイしていました。
僕らはMITRE PEAK の11時からのクルーズに乗船です。
ターミナル内のトイレは衛生的だったので、ここでトイレに行ってから乗船。
船内設備
船内は、かなり綺麗で、座席も余裕があるし、外にも出られるようになっています。
熱いお湯や、コーヒー、お茶も飲み放題なのでだいぶ快適。
幸せな空間
ただ、トイレは無かったので、事前にターミナルで行っておいてよかったです。
いざ出港
長い年月をかけ、氷河によって削られた岩山に、海水や氷河の溶水が流れ込んでできた特殊な入り江(=サウンド)が、“フィヨルド”です。
その入り江を出発した船は、
岩山の断崖すれすれを通りながら、1時間かけてタスマン海へ出て、また1時間かけて戻ってきます。
その間、目に入る光景に終始感激しっぱなしでした。
自然のエネルギーをビンビンに感じます。
「あの滝すごいね」
特に、断崖の真上から落ちてくる滝は、スローモーションのようで美しかったです。
また、岸には野生のオットセイもいて、その可愛い姿を間近で見ることができました。
絶好の天気
この日の天気は快晴でしたが、実はミルフォードは年間の3分の2は雨らしいです。
ツアーの案内メールにも、「雨具必須」と書いてありました。
僕らは冬場にもかかわらず、最高の気候のもとでミルフォードサウンドの絶景を堪能できたのは本当に運がよかったです。
価格と船酔い
今回、クルーズツアーということで、この旅定番となった僕の船酔いが懸念され、当初は「やめておこうか」と話していました。
しかし、せっかく南島まで来たのに、これを見ないのは勿体ないと思ったし、
冬は価格が下がってお得感があったので、
思い切って参加してみました。
結果、入り江内部は波の揺れがほぼ無いので、
船酔いは発生しませんでした。
海に出た数分間は少し酔いましたが、一瞬なので余裕。
周りにも苦しそうにしてる人はいませんでしたし、このクルーズに至っては船酔いしやすい人でも安心だと思います。
フィヨルドxお好み焼き
大満足のクルーズを終えたのが午後1時。
帰り道は朝よりもゆっくり慎重に山道を運転しました。
途中、お腹が空いたので、絶景のビューポイントに車を停めて、昼食タイム。
二人で協力して、お好み焼きと味噌汁を作りました。
フィヨルドでお好み焼き、最高でした。#campervan #キャンピングカー #お好み焼き #MilfordSound pic.twitter.com/3XR4zavo6c
— なゆっけ旅 (@nuk_tabi) June 1, 2020
ソースがないので、生地に醤油を入れて味付けしましたが、絶妙なバランスで美味でした。
何より、フィヨルドを背に大自然の中で食べるのは、最高の心地でした。
初のガス補給
今回のキャンピングカーには、キッチンコンロ用にLPガスのタンクが積まれています。
2週間使用してもまだ使えていましたが、さすがに減ってきているだろうということで、補給することに。
Jucyでのレンタル時に「ガソリンスタンドで補給できる」と伺っていましたが、
ドライブ中に立ち寄った所はいずれも小さい店舗だったためか、対応していませんでした。
昨晩、テアナウに戻ってガソリンを給油した際、「明日夕方までに来てくれればLPガスの補給ができる」と店員さんから聞いていたので、
この日再びテアナウに戻ったタイミングで初の補給にトライ。
といっても、タンクを取り外して店員さんに渡すだけ。
あとはガスの大元みたいなところに行って、数秒プシューっとやって完了でした。
ほぼ空になっていたところから、満タンにしてたったの8ドル(520円)でした。思ったより全然安くてビックリ。
前回のキャンピングカーのようにガスボンベを取っ替え引っ換え使うよりも、こっちの方が楽だし割安です。
ちなみに、LPガスのセルフの機械もありましたが、
これはタンク充填用ではなく、LPガスを燃料として走る車用らしいです。
そんな車があることも、初めて知る貴重な機会になりました。
この日の宿へ
テアナウで買い物をしたのち、夜8時に北東に向けて出発。
夜道を1時間半ほど走行し、「キングストン」という、「クイーンズタウン」の手前の町で一泊することに。
湖畔にある無料のキャンプ場、かなり沢山の車が泊まっていました。
前夜に引き続き、外部電力がないので、車が冷える前にサッサと寝ることに。
湖の心地良いサウンドを聞きながら、ミルフォードサウンドへ行けた満足感を噛み締めて眠りにつきました。
すごい綺麗な大自然で感動しました!
1枚目、なゆち様の大海原の様な素足を拝見し、
靴下を履いたら如何かなと思いました!
ハンドルネーム、今回は「ザ自由な人生」って感じでいいですね。
「大海原のような素足」という例えはちょっと謎ですが
それを聞いてまんざらでもない顔をしてた妻はだいぶ謎です。
ちなみに
「家の中では靴下は履かない主義」
らしいです!