【世界一周】Day250🇳🇿テアナウ〜カスケード川「ガソリンに翻弄された夜」

朝の仕込

チェックアウトのこの日は、早起きしてスタート。

7時にキッチンに行き、朝食を食べ、なゆちは夕飯の下準備もします。

今晩泊まるキャンプ場にはキッチンがないため、

車内でササっと調理できるように、朝のうちから準備していく作戦です。

なゆち
一昨日会ったフランス人の「作り置き作戦」に触発されました。

岐阜のカーナビ

朝のキッチンには、昨晩出会ったアメリカ人カップルのダニーとメトロがいました。

彼らはもう出発するところでしたが、

その前に

「中古で買った日本からの輸入車の、ナビの使い方が分からないからちょっと助けてくれないか?」

と相談を受けたので、彼らのクルマに行き、診てあげることに。

すると、ナビの「現在地」は岐阜県を指しており

ここがニュージーランドの南島にもかかわらず、

岐阜の道案内がなされていました。

彼らはかれこれ1年近く、電源の切り方も分からず、

ひたすら全く関係のない岐阜の地図を見せられながら運転していたようです。

ナビは日本国内にしか対応していないもののようで、諦めるしかありません。

電源をOFFにする方法と、ラジオの聴き方、各ボタンの意味を翻訳してあげて完了。

とても感謝してもらえたのでよかったです。

特に、ナビの裏側にあるCDデッキの存在を知らなかったようで、一番テンションが上がっていました。

Facebookの連絡先を交換してお別れしました。

なゆち
今回の旅では岐阜とのご縁が本当に深いです。

久しぶりのドライブ

朝食後、9時から最後のサウナへ。

3泊の滞在ですが、早くも7回目の利用です。

別れを惜しむように、たっぷりと汗をかきます。

11時過ぎにチェックアウトをし、北を目指して出発。

ここから北西に2時間ほど走った先に「ミルフォードサウンド」という、

世界遺産に登録されているフィヨルド地帯があります。

明日の午前中、ミルフォードサウンドのクルーズツアーに参加するため、

この日はその近くまで行って宿泊します。

大自然に向かっていくので、道中にもいくつもビューポイントがあります。

まずは最初の湖。

素敵な空間があったので、ここでランチ休憩。

その後も、別の湖に立ち寄ったり、ハイキングを楽しんだりしながら、

ゆっくり進みます。

カスケード川付近のキャンプ場に到着したのは午後4時過ぎでした。

ここまで来ると、携帯の電波もお店も何もありません。

「大自然を楽しみながら、明日に備えて早めに休もう」

と思った矢先、一つの不安が頭をよぎりました。

ユッケ
ガソリン、足りないんじゃね?

ガソリンに対する懸念

テアナウを出発したとき、残り半分あったガソリンメーター。

ここまでの80キロのドライブで、既にそこから半分を消費し、残り1目盛になっていました。

ミルフォードサウンドまではここから更に40キロで、上り下りの激しい山道になります。

また、テアナウからミルフォードサウンドまでは一本道で、その先は行き止まりなので、

帰りはテアナウまで、来た道を引き返すことになるのです。

つまり、ミルフォードサウンド又はそこまでの道中にガソリンスタンドが無ければ、

確実に燃料切れを起こします。

考えうる選択肢は二つ

①テアナウまで戻って満タンにしてから出直す

②この先にガソリンスタンドがあることを信じて突き進む

電波があれば、ガソリンスタンドの有無はすぐに調べがつくのですが、ここは完全に圏外。

そこで、キャンプ場にいた人に聞き込み開始。

数台のキャンピングカーが停まっていましたが、

皆ミルフォードサウンドからの帰りでした。

最初に聞いた数人は、「この先にガソリンスタンドは無いから、テアナウまで戻った方がいい」

といい、最後の二人は「確かあったよ」と教えてくれました。

帰りたくなかったので、最後に聞いた二人を信じることにしました。

不安を残しつつも、車内で夕飯を食べます。

そしてもう一往復

食後、6時過ぎ、外は真っ暗になっていました。

明日のクルーズ用の持ち物を確認しようと、クルーズ会社から来ていたメールを開くと

Don’t forget to fuel your car in Te Anau as there is no petrol station in Milford Sound or on the way.(ミルフォードサウンドにはガソリンスタンドが無いから、テアナウで給油をお忘れなく。)

という注意書きを発見。

これで、ガソリンスタンドはない可能性のほうがグンと高まったので、

泣く泣くテアナウまで戻って補充することを決意しました。

出発前は相当憂鬱でしたが、他の車もいなかったので、スイスイ走ることができました。

(野ウサギが飛び出してくるので、回避しながら進むのにはかなり神経を使いましたが…)

1時間かけてテアナウに戻ってガソリン補充。

ここまで来ればネットも繋がるので、諸々体制を整えてから再び1時間ドライブして、キャンプ場に帰りました。

余計な往復とはなりましたが、車内でミスチルの音楽を聴きながら、

昔の思い出を話し合ったり、これはこれで楽しい時間でした。

無事キャンプ場に戻ってきたときは9時を過ぎており、

電気もなくリビ子も使えないので、

走行中の暖房で暖まった車内が冷え切る前にさっさと寝ました。

なんだか長い1日でした。

ユッケ
これからは、ガソリンはこまめに補充しておこう!
なゆち
あと、道中のガソリンスタンドの有無は事前にマップで確認しておこうね。
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6 件のコメント

  • 現在私はこれまで経験のないアセットの収支を作成しております。
    締切が今週末でありながら、長いこと放置しておりました。
    故に現在締切に追われております。

    今回学んだことは一つです。
    早め早めのガソリンは大事です。
    ヌァァァァ!終わんねぇ!
    トップ画の後ろから抱き着いてる感じ良すぎるじゃねぇかヨォォォ!

    • 僕らのブログの内容とご自身の状況を絡めた高度なコメント、ありがとうございます🙇‍♂️
      それは、週末まで大変になりそうですね。でもきっとかねこちゃんなら乗り越えられると信じてます!
      そして、そんな忙しい中でも、このブログに毎回来てコメントくれるのは、本当に嬉しく、感激しています🙇‍♀️
      自慢のトップ画にも触れていただき、ありがとヨォォォ!
      ガソリン補給してお仕事頑張って下さい!

  • ガソリンたへいんだったね!いろんな失敗をして学んで、もはや2人は海外サバイバル生活的エリートだね。

    • コメントありがとう😊
      うまくまとめてくれました!
      サバイバル力高めの妻と低めの夫という二人だったけど、
      俺も涙の数だけ強くなってるかもしれない!

  • アメリカ人(岐阜県)カップルおもしれー!
    日本に来たら岐阜案内してあげないとね。
    「あー!これ見た事ある!」ってなるかもな笑

    • 岐阜のマップ出てきた瞬間思わず吹いたわw
      岐阜案内してあげたいね、「ふたこえ温泉」に連れて行ってあげたい

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