朝食後の川遊び
昨夜は暴風にビクビクしながらも、気づいたら眠りについていた僕ら。
朝起きるとテントは無傷で、ハシゴも倒れておらず、見た目以上のテントの頑丈さにつくづく感心させられました。
これだけ頑丈なら、この先、天候にかかわらずルーフテントで寝られるということで一安心。
朝は晴天だったので、おいしい朝食を作って食べた後
付近を流れる川で遊びました。
浅くて安全だし、とても綺麗な水が流れているので手や足を入れることに抵抗がありません。
約1時間、童心に帰って楽しみました。
衝撃のニュース
この日は、西に300キロほど走ってグレイマウスという、西海岸の都市を目指します。
走行中の景色が実に美しく、運転にも慣れ、この先の旅の計画を話し合いながらの軽快なドライブです。
ガソリンが半分を切ったので、通りかかった町で念のためガソリンスタンドに立ち寄った僕ら。
そこで会った男性客から衝撃の事実を聞かされます。
男性は僕らのキャンピングカーをみると、
「明日の深夜以降、これで旅を続けるのは、難しいだろうから、プランを変更したほうがいい。」と言いました。
理由を問うと、つい先ほどニュージーランド政府から
「明日3月25日の23時59分をもって、コロナウイルスに関する非常事態宣言を出す。以降は4週間のロックダウンとなり、外出禁止となる。」
という発表がなされた とのこと。
ガソリンスタンドの女性店員からも
「いますぐクライストチャーチに戻って、4週間泊まれる宿を手配したほうがいい。」
とアドバイスをもらいました。
そこで、まずは焦らずに、車を停めて、ネットや電話で情報収集することに。
30分ほど調べて、以下の要旨がわかりました。
- 移動は25日までに完了させる必要がある
- 25日に宿泊した場所が、先4週間の居場所になる
- 期間中、社会を回す上で必要な業種(スーパーや薬局、病院、ガソリンスタンドなど)を除く全てが業務停止となる
- 宿泊施設は、自主隔離が必要な滞在者を受け入れているところに制限
- 外出は、食料品の買い出しや、散歩に制限
- 他人との距離は2メートル以上を確保する
- 無料のキャンパーサイトは原則閉鎖される
感染者が200人以下(死者0人)のこのタイミングで、これだけ大胆な措置を取るのは凄いことだと思います。
これではたしかにキャンピングカーでの旅の継続は困難となります。
ニュージーランドは明日の夜から外出禁止になったので、自由に動き回れるのは今日で最後になりました
— Yusuke Aizawa (@aizy_tw) March 24, 2020
限られた選択肢
この発令を受けて、僕らが取り得る選択肢は以下となりました。
❶クライストチャーチに戻ってキャンピングカーを返却して市内のホテルにこもる
❷キャンピングカーのレンタル期間をロックダウン終了時まで延長して、有料のホリデーパークにこもる
❸25日深夜までに帰国する
❶は、JUCYに電話で確認したところ、「早期返却をしてもリファンドにはならない」ということが判明したので、返却済みの車に対してお金を払わないといけず、無駄が生じる(機会損失7万円程)。さらに、エアビーは閉鎖しているし、ホテルは開いているところがあっても割高での宿泊となるので不経済。
❷は、25日以降オープンしているホリデーパークが少ないのと、オープンしていても、シャワーやトイレなどの共有設備はクローズするので不便。ちなみにニュージーランド国内どこでもキャンピングカーを停めて一晩過ごすことが許されているわけではありません。(こちらを参照)
❸は、スケジュール的に間に合いそうにないし、航空券は激高で、かつ、日本に帰ると周囲に迷惑をかけてしまうので却下。
と、どれも問題あり。
❷は、レンタルの延長料金を払って、いいホリデーパークが見つかればベストな選択肢。
ただし、僕らのキャンピングカーにはシャワーがついておらず、トイレも簡易的なものなので、共用設備が使えないとなるとかなり不便な生活を強いられます。
シャワー、トイレをオープンしているホリデーパークはないか、二人で手分けして電話やネットで探している時、
ふと、もう一つの選択肢が頭をよぎりました。
第4の選択肢
❹これまで現地で出会った人にお願いして、かくまってもらう
これは、字面だけを読むを、かなり図々しい話ですが、
幸い僕らはキャンピングカーがあるので、寝床やキッチンの迷惑はかけない。
庭先に車を停めさせてもらい、そこで寝泊りをする。もし、相手が応じてくれれば、きちんと対価をお支払いした上で、必要なもの(シャワーやトイレ)を貸してもらう
ということが可能なのでは、と思いつきました。
2件ほどアテがあったので、ダメ元で連絡してみます。
1件目は「庭に駐車スペースがない」ということを理由に断れました。
「まぁこの緊急時に、そこまで親しくもない外国人を家の敷地にかくまうなんて、普通嫌だよな。。」
と、諦めかけていたそのとき、
もう一件から返信が。
そこには
“Hi Yusuke
Of course you are most welcome to come and stay!(もちろん歓迎するよ!)
Look forward to seeing you
Kind regards
B “
と書かれていました。
これには、涙が出そうになるほど喜びました。
具体的な条件面は翌日着いてから話すこととし、とにかく4週間の宿が決まって一安心です。
この日の宿
ロックダウン期間中の身を寄せる場所が決まったので、
翌日中にBさんの自宅がある内陸部(ここから南東に位置)に移動することを前提に、
少し南に移動しながら、この日泊まるキャンパーサイトを探しました。
しかし、ロックダウンは翌日深夜からにもかかわらず、
多くのキャンパーサイトはこの日発表があった直後からクローズしており、
なかなか車を停められる場所が見つかりません。
ほぼ諦めかけて
「もしここも空いていなかったら、今晩のうちに5時間運転してBさんのところに向かおうか。」
と話しながら訪れた最後の候補が、奇跡的にオープンしていました。
ロックダウン期間中の宿も決まったし、この日もちゃんと寝泊りできる場所が見つかったし
嬉しい気分で夕飯の支度にとりかかりました。
【NZ】キャンピングカーで夕飯作り-2nd
2020.3.24 pic.twitter.com/16CAgonJDL— Yusuke Aizawa (@aizy_tw) April 9, 2020
今日のように、この先予期せぬ問題に直面することもまたあると思いますが、
一緒にポジティブに捉えて楽しめるパートナーがいるので、どこにいてもやっていけそうな気がします。
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