早朝ドライブ
この日は大移動です。
朝早く起きて、朝食を食べ、荷物を車に詰め込んで7時にロトルアをチェックアウト。
三時間のドライブを経て、10時にオークランドに帰ってきました。
Hertzで、4日間お世話になったカローラを返却し、空港でクライストチャーチ行きの便にチェックイン。
寝坊でもしようものなら、レンタカーは追加料金が取られ、飛行機も乗り遅れるというギリギリのスケジュールだったので、
問題なく通過できて達成感に満ちた朝です。
再びクライストチャーチへ
飛行機で一時間、クライストチャーチに到着です。
先週ここを離れるときには「またいつか来たいな」と思っていたのですが、
コロナの影響による旅程変更で、たったの数日後に訪れることになりました。
しかし、目的はここに滞在することではありません。
クライストチャーチで、人生初のキャンピングカーをレンタルし、
この日から2週間かけて南島一周のキャンプ生活を送るためです。
キャンピングカー生活は二人の夢でした。
幸いにもニュージーランドは、自然が豊かでキャンピングカーで旅行する人が多数います。
ドライブをしていても、10台とすれ違えば、内2~3台はキャンピングカーだったりします。
【NZ】15分で何台のキャンピングカーを目にするか
2020.3.17 プカキ〜テカポ (15倍速再生) pic.twitter.com/sFturr0k5F— Yusuke Aizawa (@aizy_tw) April 8, 2020
すれ違うたびに「いいなぁ・・・」と話していたのですが、
2週間の延長が決まった時、思いたったが吉日という事で
「キャンピングカーを借りて、自主隔離しながら生活しよう!」という決断に至ったのです。
JUCY
多くのキャンピングカーのレンタル会社がある中、僕らがチョイスしたのはJUCYのキャンピングカーです。
宿泊専用に製造された大きなキャンピングカーでなく、だれでも運転しやすいトヨタのハイエースを改造して宿泊用にしたものです。
ちなみに、ワゴン車を改造してキャンピングカーにしたものは厳密には「キャンパーバン」と呼ぶらしいのですが、このブログでは「キャンピングカー」と表記します。
運転のしやすさという安心感と、
保険込みで一日1万円程度という良心的な価格が僕らの希望に合致したので、こちらを選択しました。
空港からは3キロほどの距離にあるのでシャトルバスで向かいます。
窓口の女性がコロナ絡みのクレーム対応に手を焼いており、
到着してからチェックインして鍵を受け取るまで1時間ほどかかりました。
何事もなければ15分ほどで受け取れるはずです。
その後、実際の車をみながら、担当者から車の使用方法について簡単なガイダンスを受けます。
僕は、運転に対する不安からあまり話が頭に入ってこなかったので、
代わりに奥さんがしっかり聞いていてくれました。
中国語で人助け
説明が終わり、さて出発!というタイミングで、窓口の女性が駆けつけてきました。
何か手違いかと思って窓を開けると、奥さんに向かって
「可不可以帮我一下?(ちょっと助けてくれませんか?」とのこと。
この女性は中国から移民してきた方で、僕らとの窓口でのやりとりは中国語で行っていました。
話を聞くと、
僕らの後に来たお客さんが日本人で、英語があまりできず、コミュニケーションが取れないので手助けをお願いしたい
とのこと。
そこで奥さんが出向いて、通訳をすることで問題解決の手助けをしてあげることができました。
得意な中国語で人の役に立つことができて御満悦の奥さん。
ぼくも誇らしく、二人ともご機嫌でキャンピングカーを出発させました。
慎重な二時間の走行
初めて運転するハイエースは、見晴らしが良くて思ったより運転しやすかったです。
ただ、初のボックス型なので、横揺れが激しいのと、内輪差が大きいのとで、感覚を掴むまでかなり慎重に運転しました。
それでも一時間も走ると、かなり慣れてきて、ドライブを楽しむ余裕も生まれました。
今回、僕らはクライストチャーチから西回りで南島をおよそ一周するプランです。
一日3~4時間くらい走行すればレンタル期間(13日間)で一周できる計算ですが、
この日は初日ということで、無理をせず、2時間くらい走った「カイコウラ」という街で一泊することにしました。
この日の宿
キャンピングカーがあるからといって、どこでも車を停めて一晩過ごすことが許されているわけではありません。
ホリデーパーク(*1)やキャンパーサイト(*2)などの指定場所以外でキャンピングカーで泊まることは罰金対象になり、即金が課せられます。
*1:ホリデーパークは、シャワーやトイレ、キッチンなどの共用設備とインフラを有し、寝床だけは各々の車の中というタイプの宿泊施設です
*2:キャンパーサイトは、有料と無料のものがありますが、基本的に共用設備はなく、車をそこに停めて寝ていいよというだけの場所です
カイコウラは、海に面した街なので、キャンパーサイトも海辺の場所が人気。
専用のアプリで、無料のキャンパーサイトを探して、何箇所が廻りましたが、無料で且つ海辺のものは全て満車でした。
海は諦めて、少し高台の駐車場にいくと、そこには停泊可能なスペースがまだ余っていました。
というわけでキャンプ初日の宿はここに決定。
すでに8時を過ぎ、日もくれて寒くなっていたので、簡単な夕飯だけを用意して食べました。
はじめてのキャンパーバンでの夜ということで、とにかくワクワクして、幸せを感じながら寝ました。
宿代がかからないというのは、嬉しいものだし、
この「ワンストップ感」は、僕らが追い求めていた理想の旅の形といえます。
これからのキャンプ生活に期待が膨らむ、初夜でした。
コメントを残す