楽しい朝食
朝、ホストが朝食を用意してくれることに。
奥様は仕事に出かけていたので、ご主人がパンを焼いてくれたり、コーヒーを淹れてくれたりしてくれました。

食事中このご主人とたくさんお話をして、いい英語の練習になりました。
ご夫婦はもともと二人とも教師だったこともあり、話がとても分かりやすくて、ニュージーランドの文化のことや、この地域のことなど、興味深くうかがいました。
僕ら二人のやりとりにも爆笑してくれるなど、
優しさとユーモア満点のご主人との朝食は実に楽しかったです。
ちなみに、「ベジマイト」という、ニュージーランド特製の塩っぱいジャムのようなものが置いてありました。

「これをパンに塗って食べればキウイの仲間入りだ」と言われたので、試してみましたが、すごく不思議な味でした。
見た目はチョコレートクリームのようですが、味はチョコレートの対極にある感じです。
一口食べたので、一応仲間入りを果たしましたが、おそらくもう口にすることはないでしょう。
キウイ?
なんでキウイ?
ホストとの会話で以下のことがわかりました。
- この国の人は自分たちのことを「キウイ👨👩👧👦」と呼ぶこと
- この国を代表する果物が「キウイ🥝」であること
- この国の国鳥は、「キウイ🐥」という、「キウイ🥝」みたいな見た目の飛べない鳥であること

「一体どれが先なの?」と疑問に思ったので、調べたところ
諸説あるようですが、順番としては鳥(の鳴き声)が一番最初という説が有力らしいです。
つまり、
「キーウィ」と鳴く鳥がいたから、この鳥を「キウイ🐥」と呼ぶようになり、
その鳥が自国を代表する鳥になったから、自分たちのことも「キウイ👨👩👧👦」と呼ぶようになった。
そして、その地でよく取れた果物の姿形がたまたま「キウイ🐥」によく似ていたから、「キウイ🥝」と呼ぶようになった。
という整理です。
これキウイ?
この日、マタマタを出て数十分走ったところで、羊のショーなどで有名な動物園(兼牧場)がありました。
ショーは高かったのでフラッと牧場内を散歩だけすることに。
牧場自体は、特に目新しいものはなかったのですが、
駐車場近くを僕が一人で歩いていると、
一匹の謎の小さな生き物を発見。

これを見た瞬間、

「キウイ🐥だ!」
と確信した僕。
ホストから「絶滅の危機にある」と聞いていたので、
野生のものにお目にかかれるなんて奇跡です。
ケータイで数秒の動画を撮影してから、奥さんを呼びに行きました。
キウイがいると聞いて、張り切ってやってきた奥さんですが、残念ながらその頃にはいなくなっていました。
「うわー、いーなー、見たかったなー!!」という奥さんに、
ドヤ顔で動画を見せてあげました。
2020.3.20
駐車場にいた可愛いやつ pic.twitter.com/g7ucx20b7H— Yusuke Aizawa (@aizy_tw) April 8, 2020
すると一言
「これ、ハリネズミ🦔じゃない?」

どちらにしても珍しいし、嬉しいことに変わりはありませんが、
僕はあの子がキウイ🐥だったと信じることにします。

硫黄臭漂う町
マタマタから1時間程で、この日の目的地ロトルアに到着。
ここは、ニュージーランド北島を代表する観光地です。
特に、温泉が有名で、街に入った瞬間に硫黄の香りが漂ってきました。
最初は、この硫黄臭を僕のオナラの臭いだと勘違いしていた奥さん。
車内で顔をしかめて「オナラしたでしょ?」と詰められました。
温泉の匂いだと説明すると、納得して「いいねぇ、温泉卵食べたくなってきた」と、同じ臭いなのに真逆の反応を示しました。
「これはしめた」と、その後何度か車内でオナラをしましたが、全て“温泉臭”ということでスルーしてもらえたようです。
ポリネシアンスパ
お昼過ぎ、ロトルアで一番人気の温泉、ポリネシアンスパにやってきました。

水着着用で入るスタイルはテカポの温泉と同じ。

施設内はとても綺麗で、温泉の種類も豊富。

全て硫黄系の露天風呂で、温度は温めのものから、しっかり温まれるもの(41度ほど)まで用意されていました。

この日はあまり混んでおらず、広々と満喫でき、快適。



かれこれ三時間以上入浴を楽しみました。
遊泳用のプールもあります。

帰り際に、常連と思しきおじいちゃんに「You swim very beautiful」と泳ぎを褒められて、ご満悦の様子の奥さんでした。
ガーデンルーム
温泉後はお腹が空いたので街中にある人気のベトナム料理に向かいましたが、あいにく営業時間外。
隣にあった寿司バー「ハル」というローカルなお店で、日本食もどきを食べました。

これを日本食と呼べるかは別として、味は悪くなかったし、安かったので満足。

そこから10分ほどでこの日の宿に到着しました。
宿は一軒家の離れのお部屋で、入口も別。
プライバシーが確保されているとても綺麗なお部屋です。(こちらの物件)

ガーデンルームという名前のとおり、部屋の外のテラスは綺麗な植物で覆われていました。

かなり快適な宿で、ネットフリクスも用意されていたので、この日は夕方以降外出せず、
部屋でゴロゴロしながら、ネットフリクスでロードオブザリングを観ました。

もう何回も観ている作品ですが、前日にホビット庄を訪れたばかりなので、
「お!ここはあそこだ。」とか、
「あーこれがガイドさんが言ってたシーンか」とか、これまでと違った楽しみ方ができました。

私はハリネズミだと思った🦔
心の目で見てみて。