テカポへドライブ
最高の宿はベッドも最高で、寝心地抜群でした。
そして朝食用にパンやシリアル、フルーツ、牛乳、コーヒーの用意もあって、もう言うことなし。
これで一晩5,000円でコスパも最高なので、いままで泊まったエアビーで断トツ二位です。(一位は不動のフロッキー)
気持ちのいい朝の時間を過ごしたあとは、ホストに別れを告げて再びテカポに向かって走り出します。
牧場体験
途中で一軒の牧場付きの家を訪問しました。
こちらの家は、僕らが日付変更線の存在に気がつかず、13日の夜に間違って予約をしてしまったいた宿です。
こちらの過失によるキャンセルなので、返金を受ける訳にも行かず、
ホストのバーバラがそれを気の毒に思ってくれたのか
「家に立ち寄ってくれたら、我が家の牧場を案内するよ」と提案してくれたのです。
僕らがこの宿を予約したのは、ニュージーランドの本格的な牧場を見てみたいという思いからだったので、願ってもない提案でした。
到着すると夫婦で暖かく出迎えてくださり、早速ご主人のスティーブが運転するトラックに乗り込んで牧場へ。
桁違いに大きな牧場の中に、
これまで見たことのない数の
牛と
羊が
無数に放牧されていました。
あと鹿もいました。
特に羊の大群にはテンションが上がりました。
スティーブの仕事の相棒は3匹の牧羊犬。
この子たちが本当に賢く、
スティーブが口笛を鳴らすと、3匹はトラックの荷台から飛び降りて、散らばっている羊の群れを一箇所に集めるように誘導するのです。
この、犬と羊の動きがとても可愛くてすっかり見惚れてしまいました。(動画はこちら)
それからトラックの荷台に犬たちと一緒に乗って、広い牧場を駆け回りました。
1時間半ほど、スティーブからじっくり牧場を案内してもらって大満足。
そのあとはバーバラとスティーブと四人でカフェに行きました。
ケーキとコーヒーをご馳走になりながら、牧場経営のお話など興味深いお話を聞かせてもらい、大変勉強になりました。
前日は、7,000円分の宿泊費が無駄になったと落ち込んでいましたが、この日、それ以上の体験をさせてもらったので、まさに「災い転じて福となす」です。
別れ際、バーバラは「子供が世界一周するなんて、心配する親御さんの気持ちがよくわかるから、この国で何か困ったら私たちに連絡してね」と言ってくれました。
宿での触れ合い
牧場から車を走らせること1時間で目的地テカポに到着。
宿は広めの一軒家で、5部屋を別々のゲストに貸し出しています。(こちらの物件)
それぞれの部屋にトイレシャワーはあるけど、キッチンとリビングは共用です。
到着したのが夕方だったので、すぐに夕飯の準備に取り掛かりました。
支度中、キッチンに出入りする他のゲストとも挨拶を交わしたのですが、この日は5部屋中、僕らを含む3部屋が日本人ゲストでした。
中でも、一人で訪れていたヒカルさんという女性とは会話が弾み、夕飯を一緒に食べたり、食後は奥さんが部屋でカッサをしてあげたり、交流を深めました。
仲良くなるとカッサをしてあげたくなる奥さんは不思議な人間です。
「カッサ(=刮痧)」とは、2500年前から中国で行われてきた民間療法である。
専用の板を使って皮膚の経絡や反射区を擦って刺激することで、毛細血管に圧を加えて血液の毒を肌表面に押し出し、経絡の流れを良くするというもの。いわば、東洋医学的なデトックスであるといえます。
出典:日本かっさ協会HP
ヒカルさんは岐阜出身。ウユニで仲良くなったシュンスケ君も岐阜なので、今回の旅では岐阜出身の日本人と縁があるようです。
星空鑑賞
せっかくテカポに来たのに、この日は雲がかかっていたし、月も大きいので、星空鑑賞には微妙と言われていました。
ただ、10時頃になるとホストのアンディさん(星空鑑賞のプロ)が、「星が見えるから出ておいで」と言ってくれました。
すると、たしかに雲は多いけど、空には無数の星が見え、天の川を捉えることができました。
アンディさんから、星座の説明などを一通り受けたのち、ヒカルさんを車に乗せて3人で絶景ポイントに向かいました。
そこには僕ら以外の人はおらず、明るさもないので、星空を独り占めできました。
が、残念ながら到着した頃には暑い雲に覆われていて、
しばらく待ってみたけど結局満足のいく星空は見る事ができず、あえなく退散しました。
再チャレンジ
宿に戻って、夜も更けていたので、ヒカルさんはここで就寝。
僕らは諦めがつかず、夜食の辛ラーメンを食べて英気を養ってから再び星空鑑賞に向かいました。
が、何時間待ってもだめで、1時過ぎについに断念して眠ることに。
しかし、
朝5時過ぎに目が覚めたので、期待せずに外に出て見ると、なんと雲が晴れているではありませんか!
早速奥さんを起こして、再び絶景ポイントへ。
寝起きで意識が朦朧としていた奥さんですが、きれいな星空を見た瞬間に覚醒して、
それから空が明るくなるまでじっくり星空を堪能しました。
- 「善き羊飼いの教会」から
- アンディおすすめの絶景ポイントから
おそらくテカポのポテンシャルの50%程度の星空だったでしょうが、充分に楽しむことができました。
また後日テカポには戻ってくるので、その時には、さらにいい星空が見れることを願います。
ニュージーランドに来てみたら10日間では全く回りきれないほど最高の国だと知った
— Yusuke Aizawa (@aizy_tw) March 14, 2020
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