塩湖の朝
朝、部屋の窓から遠目にウユニ塩湖を眺めると、山や雲が鏡ばりになっているのがわかりました。
「1日の最初に目にするのがこの光景なんて、贅沢だなぁ」
と言いながら、優雅にベッドから下りるとすると、
「ビリビリっ」という激痛に襲われました。
その瞬間、現実に引き戻され、
「あぁ、俺日焼けしてたんだった」と陰鬱な気持ちになりました。
1日経っても日焼けは全く回復しておらず、歩くのも困難な状況です。
冷水シャワーを太腿から下に当てると、しばらく症状が緩和するので、
それをたっぷりやってから朝食会場に向かいます。
奥さんは、僕ほど深刻ではないものの、顔や肩を中心に日焼けをしており、二人とも満身創痍の朝です。
サラダのないルナサラダ
朝食は、豊富なデニッシュやフルーツなどを中心とした素敵なバイキングで、
さすが一流ホテルという感じです。
ただ一点、サラダがないのがとても残念でした。
ルナサラダのくせにサラダが無いなんて何かの冗談かと思うのですが、
ルナサラダのサラダは、スペイン語で「塩っぽい」という意味らしく、野菜のサラダとは関係ないらしいです。
名前が関係なくてもサラダくらいは置いといてほしいですね。
あと、近くに韓国人の一家が座っていたのですが、子供二人がバイキングではしゃいで取りまくった料理を、結局ほとんど食べずに残していました。
「こーゆーのは、親が注意しないとダメなんだよなぁ」と思いながら見ていると、
そのお母さんも、自分の皿に取り分けた料理を大量に残したまま朝食会場を去って行きました。
「あーゆーバカ親には絶対になるまい。」と二人で誓い合いました。
リャマを求めて
お昼前、せっかく大自然の中にいるのだから、少し散歩してみようということになりました。
出発前にたっぷり冷水シャワーを浴びたので、これで2時間くらいは保つはずです。
奥さんの狙いは、前日にホテル近くの砂漠で目にしたリャマ。
リャマに近づいて写真を撮りたいということで、まずは外に出るなりドローンを使ってリャマを探します。
周囲に何の障害物も無いので、ドローンはこれまでに無いほど遠くまで飛んでいけました。
しかし、1キロ先まで進んで上空から周辺を見渡してもリャマは見つかりませんでした。
それから2時間近く探し歩き続けましたが
結局リャマには出会えず、泣く泣くホテルにもどりました。
リャマをいただく
ホテルに戻ると、僕らの部屋がちょうどハウスキーピングの作業中だったので、
ランチを食べにホテルのレストランに行きました。
そしていただいたのはこちらの、
2時間歩き回っても見つけられなかったリャマ
こんな形で出会うとは。
油があまり多くなく、ヘルシーなお肉で美味しかったです。
ちなみに、リャマは働き者だから、脂肪が少なく、アルパカは怠け者だから脂肪か多いらしいです。
スターライトツアー
夕方、ホダカツアーのスターライトツアーに参加しました。
16時にホダカを出発し、16時45分にルナサラダに到着して僕らをピックアップし、塩湖に向かいます。
日焼けで足が痛かったので、出発直前まで冷水で冷やしてから臨みました。
この日は、シュンスケ君以外全員初対面でしたが、みんな長く旅を続けているという共通点もあり、車内では有意義な情報交換ができました。
夕方までは風もなく、綺麗な鏡ばりを堪能でき、「これなら夜は念願の星空が見れるかも!」と皆期待を寄せていました。
ウユニ塩湖5日目の鏡張り(15/Feb/2020) pic.twitter.com/X5CTkVVmFR
— Yusuke Aizawa (@aizy_tw) March 29, 2020
しかし、残念ながら夜には雨が降り出し、星どころか土砂降りになってしまったので、やむなく撤収しました。
この日がツアーに参加できる最後の日であっただけに、ほんとに残念でしたが、
やり残したことがあるくらいのほうが、また来ようというモチベーションになると思います。
何年後になるかはわかりませんが、また必ず来て、星空を見たいと思います。
日焼け、半端なく痛そうでした。
思い出すだけで脚が痛くなる🦵