マックスとの時間
今回ラパスで宿泊したエアビーは、ホストの男性とそのフラットメイトの女性、そして生後6ヶ月の愛猫マックスが住んでいる高層マンション、その一室を借ります。(こちら)
ラパスの街並みからは想像できないほど立派なマンションで、自分たちの部屋にバスルームもついているし、大満足の物件。
なにしろマックスが可愛くて、初日からぼくらのベッドにもぐってきて一緒に寝ました。
この日は朝から、広くて快適なリビングで、コーヒーやコカ茶を飲みながらマックスとのんびり過ごして旅の疲れを癒しました。
猫よりも犬派の僕らですが、マックスの可愛さはこの旅で出会ったペット達の中でもトップレベルです。
カフェは期待以下
お昼過ぎ、せっかくの短いラパス滞在ということで、天気は優れなかったのですが、昼食がてら外出することに。
宿から600mほどの距離に、評価の高いカフェを見つけたので歩いて向かいました。
標高が高く道が険しい上に、人も車も多くて、600mは思ったよりも過酷でした。
カフェには、魅力的なメニューが並んでおり、これは期待できそうということで
食事3品と、当店一推しのドリンクをオーダー。
WiFiも繋がるし、”ここでいい感じの食事をとってからこの日の観光のプランを立てよう”と思っていました。
しかし、
残念ながら、食事はどれも脂っこくて胃もたれ必至。ドリンクは激甘でさらに喉が渇くだけ。WiFiは一応繋がるも通信速度激遅で、役に立たない。
と、すべてにおいて期待を大きく裏切られる結果となりました。
このカフェが人気というなら、ボリビアの飲食店のレベルは決して高くないのだと察しがつきました。
SIMカードは期待以上
カフェのネットが使い物にならないので、奥さんをカフェに残して、ぼくはSIMカードを買いに行きました。
ラパスの街の中心地にある、entelという国内最大手の携帯キャリアの店舗に到着。
事前に他の旅行者さんのブログなどでプランを見聞きしていたので、
- 「SIMカードを1枚ください」
- 「容量は30日で2GB分ください」←これで約100ボリビアーノ(約1,600円)とうかがっていました
- 「アクティベーションの手続もお願いします」
という内容のスペイン語だけをGoogle翻訳で記録しておいて、店頭につくなりそれを見せました。
パスポートを渡し、手続は順調に進んでいきました。
しかし、容量については
「今はそのプランはないから、この中から選ぶしかないです。」と言われました。
100ボリビアーノだと、「15分の無料通話+12,000MBのネット容量」 のプランになるようです。
それを見たとき、
「2GBで100ボリビアーノと聞いてきたのに、1.2GBしかもらえないんですか?15分の無料通話とかいらないので2GBにしてもらえませんか?」
と交渉を試みるも、準備していないスペイン語なのでうまく伝えられず、相手もぼくが何に不満なのか理解できていない様子。
結局、1.2GBで1600円なら安くないけど、背に腹は変えられないので諦めてそのプランを購入。
カフェに戻って奥さんに一連のやり取りを説明すると、
「12,000MBて、1.2GBじゃなくて12GBじゃない?」
と言われ、ハッとしました。
そうです。こちらは、12GBという大容量の通信量に、15分の無料通話もついてわずか100ボリビアーノ(1,600円)という、超絶コスパのいいプランだったのです。
そんな最高のプランを案内しているのに、「2GBにしてください!15分の無料通話はいりません!」と主張するぼくを、店員さんが不思議そうな顔で見ていたのも納得です。
なにはともあれ、これでボリビア滞在中は常時ネットにアクセスできることが約束してされました。
公共交通機関としてのロープウェイ
午後はしばらく街中をお散歩しました。
ラパスの街はすり鉢状になっていて、標高差が激しい移動を強いられるため、車や歩行での移動が困難です。
そこで、この街では、「ミ・テレフェリコ」というロープウェイが公共交通機関として活躍しています。
日本の地下鉄のように複数の路線があり、街中をこのロープウェイが縦横無尽に走っています。
というわけで、僕らもさっそく体験してみることに。
特に行くあてもないので、最寄りの駅から出ている青のラインに乗って終点までいきます。
一人片道3ボリビアーノ(50円)を払っていざ乗車。安いですね。
設備はとても綺麗だし安心できる感じです。
一つのゴンドラには最大10人乗れるらしいですが、2人で独占できました。
いざ出発すると、その高さとスピードに最初は相当びびりました。
しかし、思ったほど揺れないし、街全体を上から見下ろしながら移動する体験はとても心地よく楽しめました。
終点まで着いたら、またすぐ帰りの乗車券を買ってそのまま帰ってきました。
安いし楽しいし、これは絶対にオススメです。
魅力的な屋台街
ロープウェイから下を見ていると、街の中心から程近い場所に、広範囲にわたって不思議な屋根が群がっている場所を発見。
たいへん興味深かったので、降車後歩いて向かってみました。
そこは、とても大きな屋台街でした。
飲食店や雑貨店などが、1キロ四方くらいの広いエリアに所狭しと並んでいます。
僕らが慣れ親しんだ台湾の夜市のような雰囲気で、なにを買うでもないけどその場にいるだけで活気が感じられて楽しかったです。
ぼくは結構お腹が空いていたので、屋台メシを食べたかったのですが、
「キューバでお腹壊した後だし、せっかく明日からウユニ塩湖行くんだから慎重にいこう」
という奥さんの冷静なアドバイスに基づき、今回は断念しました。
また今度ゆっくり来てみたいと思います。
身体に優しい夜
翌朝のフライトが早いこともあり、この日は早めに宿に戻りました。
帰り道、家の前のローカル市場にて、片言のスパニッシュで買い物にも挑戦。
野菜と果物とマルちゃんの麺を購入。
帰宅後、キッチンで簡単な調理をしました。
野菜たっぷりの鍋をグツグツさせたところに、麺とスープを入れて茹でるだけのシンプルな料理ですが、たっぷり新鮮な野菜を摂れて健康な気分になりました。
身体も温まったので、荷造りも翌朝に回してこの日はマックスを間に挟んで早めに就寝しました。
明日からはいよいよウユニ塩湖。
この旅のメインです。ついにここまで来たかといったところです。
ペルー・ボリビアは私の中でも最高でした。
同じ景色をここでも見れるとは…なんとも言えない感慨を覚えます。
南米が最高過ぎて、それ以外の場所の思い出が霞んでいく程です。
さらにここから数日は”ウユニ塩湖編”なので、きっとお楽しみいただけるかと!😁