キャンピングカーの朝
朝は5時過ぎに目が覚めました。
ベッドは狭くなく、寝心地は最高でした。
おかげで前日の運転の疲れもとれて、気持ちよく朝のコーヒーや食事の支度をしようとしたのですが、ブレーカーが落ちてしまい、電気が全くつきません。
宿のブレーカーが落ちた。ホストを起こすのも忍びないけど、このまま7時のチェックアウトまで、電気無しで過ごすのもつらい朝4時半。
— Yusuke Aizawa (@aizy_tw) January 23, 2020
断念して、早々とパッキングを済ませて出かける準備を整えました。
奥さんは一向に起きる気配がなかったので、歯ブラシを口に咥えさせてあげると
6時過ぎにホストが起きるとすぐに電気を直してもらったのですが、7時には家を出る必要があったので、結局朝の食事は空港に行ってからとることにしました。
電気は残念でしたが、キャンピングカーでの宿泊は貴重な経験でとても楽しめたので満足です。
レンタカー返却
Hertzまで運転していき、朝7時半にレンタカー返却。
保険や、乗り捨て料金込み込みで、二日間で350ドル程度でした。
サンフランシスコからロサンゼルスまで飛行機だと一人100ドルくらい、1時間で帰ってこれるので、レンタカーは時間もかかる上に4人くらい同乗しないと割高です。
しかし、替え難い貴重な体験ができたし、牧場の宿始め、色々な場所に立ち寄れたので、疲れたけど今回はこの選択をして大正解でした。
ただ、二日間だとどうしてもかなり駆け足になってしまい、経由地でゆっくり時間をとって楽しむことができなかったので、もし次回があるなら、3泊4日くらいで同じルートを走りたいです。
ラウンジでお寿司
LAXのターミナル4に8時に到着。
メキシコシティ行きのアメリカンエアウェイズは、世界周遊航空券で手配した5枚目の航空券です。(計16枚)
2年前にできたばかりの新しいフラグシップラウンジが、評判通りかなりよかったです。
お酒も食べ物も豊富で、
なんとお寿司や日本酒もありました。
手作りのカクテルも作れるようになっていて、大満足のラウンジ。
約1時間、全力で飲み食いし、完全に出来上がった状態でフライトへ。
メキシコへのフライト
3時間程度のフライトなので、機体は大きくなく、ビジネスクラスも個別ブースではなく普通の広い座席でした。
ただ、おもてなしは素晴らしくて、食べ物も飲み物も頻繁に持ってきてくれます。
ラウンジで食べ過ぎてお腹いっぱいでしたが、せっかくなので食事は美味しくいただきました。
お酒はさすがに自重して、お水とコーヒーで楽しみました。
これから行くメキシコに詳しくなろうと、ザメキシカンというブラピとジュリアロバーツ主演の2000年初頭の映画を観ることに。
しかし、なんだか掴みどころのない映画で、一応見終えたけれど、あまり楽しめませんでした。
後に評価を見たところ、かなり酷評されていました。この選択はミスでした。
ツーリストカードを求めて
無事にメキシコのファレス国際空港に到着。
メキシコ来ました。あつたかい!
— Yusuke Aizawa (@aizy_tw) January 24, 2020
翌日キューバに行くため、キューバ行きのツーリストカードをこの空港で事前入手します。
ツーリストカードは入国許可証のようなもので、事前に大使館などで準備するらしいのですが、
僕らのようにメキシコ経由で行く場合は、メキシコの空港でも入手できるとのこと。
ターミナル2にある、エアロメヒコ(AIR MEXICO) の旅行カウンターで入手可 という情報をもとに、到着したターミナル1から移動。
ターミナル間の移動は無料のモノレールで10分ほどかかりました。
エアロメヒコのカウンターにいき、フライトの時間などを伝えると、
「あなたのフライトはエアロメヒコではなく、インテルジェットの便なので、ここではなく、ターミナル1のインテルジェットの旅行カウンターに行く必要があります。」
と言われました。
航空会社によらず一律ここでできると勘違いしていた僕らは、泣く泣く再びターミナル1に戻りました。
ターミナル1に戻り、ようやくこちらのカウンターでキューバ行きのツーリストカード2人分をゲット。
ちなみに、”旅行保険の約款の英語訳が求められる”と聞いていたのですが、とくにこれは要求されず、
パスポートと、フライトの予約メールと、お金
だけでオッケーでした。
これで、晴れてキューバに入国ができます。
リチャードの宿
空港からはUberで、宿に向かいました。
道中の雰囲気が東南アジアとよく似ていて、なんだか安心しました。
約15分、50ペソ(300円)で到着。
この日の宿は、一泊1500円で、ホストが暮らすアパートの一部屋を借ります。
ホストのリチャードは、優しそうなおじさんで、16歳の息子と二人で暮らしていました。
51歳のリチャードは現在英語を勉強中らしく、積極的に英語でコミュニケーションを取ってくれます。
時折、単語を大胆に使い間違えるので、
引きこもりだと紹介されていた息子が、実はとても明るいサッカー好きな青年だったり、
今日は一人で夕飯を食べると言っていたけど、それは既に済ませた昼食の話しだったり、
多少のミスコミュニケーションはありつつも、楽しく会話ができました。
メキシコの夜
メキシコの夜の治安は多少不安だったし、リチャード親子も夜の予定はとくにない ということだったので、夕飯にお誘いしてみました。
すると、快く応じてくれただけでなく、車を運転してオススメのタコスのお店に連れて行ってくれました。
お店やメニューの紹介だけではなく、メキシコでのチップのマナーなどについても色々と教えてもらえて、とても勉強になりました。
入店したこちらのお店でリチャードのオススメのタコスを早速トライ。
小ぶりなタコス(一つ150円ほど)はめちゃくちゃ美味しくて、次から次へと注文しました。
とくに、リチャード一押しの、スワデーロというタイプのタコスは、絶品でした。
店員さんたちもとても気さくで、タコスを作る様子を写真で撮らせてくれたり、味見もさせてくれました。
トータルで250ペソ(1500円ほど)だったので、リーズナブル。
カードも使えたので、ここは僕らがご馳走することに。
深々と頭を下げて目を見て僕らにお礼を言うリチャードJr.の姿が印象的でした。
食後は、その周辺を徒歩でお散歩し、ローカルなお店でリチャードがスイーツをご馳走してくれました。
甘いものが大好きなリチャード、嬉しそうにコンデンスミルクを追加していました。
食事もスイーツも、とても美味しくて、リチャード親子のおかげで安心してメキシカンナイトを堪能できたこともあり、
この街をとても好きになりました。
メキシコシティについては、「危険だから行かない方がいい。」
というようなことを言う人もいます。そのため、勝手にメキシコ人に対しても「怖そう」というイメージをもって入国した僕たち。
気をつけないとスリなどに遭う可能性は高いのは事実でしょう。
しかし、少なくともこの日あったメキシコ人は、皆とても優しくてフレンドリーで、町は活気があって幸せそうで、
思い描いていた印象とは完全に変わりました。
今回メキシコシティは一泊だけですが、また今度改めて訪れたい、そんな素敵な町です。
写真をプレゼント
AirBnBに掲載されていたリチャードの家の写真は、彼が携帯で撮影したものらしく、実物よりも残念な感じで映っていました。
リチャード親子のことが好きになった奥さんは、自らのカメラで、リチャードの家の中にを数枚撮影し、彼にデータをプレゼントしました。
すると、「わー、すごい!」と嬉しそうにその写真を眺めると、夜な夜なその写真をAirBnBにアップロードしていました。
こちらのリスティングでご覧になれる写真は、奥さんが撮影したものになります。
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